第36回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが、本日11月1日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催。各部門の受賞結果が発表された。
コンペティション部門の東京グランプリ / 東京都知事賞に選ばれたのは、チベットや中央アジアに生息する雪豹を題材に、自然と人間の関係を問う
審査委員特別賞は
そして観客賞を受賞したのは、朝井リョウの同名小説を映画化した「正欲」。家庭環境、性的指向、容姿など、さまざまな“選べない”背景を持つ人々を同じ地平で描きながら、人間が生きていくための推進力になるのは何かというテーマをあぶり出す物語だ。
最優秀監督賞、観客賞のトロフィーを手にした岸は「このような名誉ある賞をいただけて、これからの映画作りの励みになります」と喜びをあらわに。また「この作品は、すべての人が自分を偽らずに生きていける社会とは何かを問いかけています。自分のアイデンティティを確立するのは難しい時代。この作品を観て、多様性の意味を考えてほしい」とメッセージを送った。
イベントには第36回東京国際映画祭のクロージング作品として上映される「
最後にヴェンダースは「第36回東京国際映画祭の審査委員長を務められたことを光栄に思います。名だたる映画人の方々と、世界中から集まった15本のコンペティション作品を観ました。本当に素晴らしい作品ばかり。そして、オープニング作品として(自身の監督作)『
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第36回東京国際映画祭 受賞結果
コンペティション部門
東京グランプリ / 東京都知事賞
「雪豹」(監督:
審査委員特別賞
「タタミ」(共同監督:
最優秀監督賞
最優秀女優賞
ザーラ・アミール・エブラヒミ「タタミ」
最優秀男優賞
ヤスナ・ミルターマスブ「ロクサナ」
最優秀芸術貢献賞
「ロングショット」(監督:ガオ・ポン)
観客賞
「正欲」(監督:岸善幸)
アジアの未来部門
アジアの未来 作品賞
「マリア」(監督:メヘディ・アスガリ・アズガディ)
Amazon Prime Videoテイクワン賞
「Gone with the wind」(監督:ヤン・リーピン)
審査委員特別賞
「ビー・プリペアード」(監督:安村栄美)
エシカルフィルム賞
「20000種のハチ(仮題)」(監督:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン)
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「雪豹」が第36回東京国際映画祭グランプリに、岸善幸「正欲」は観客賞・監督賞の2冠
ナタリー
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