駒木根葵汰「天狗の台所」撮影は密度の濃い時間に、“虫嫌い”越山敬達はロケ先で涙

ドラマ「天狗の台所」の記者発表会見が本日9月28日に東京・明治記念館で行われ、キャストの駒木根葵汰、塩野瑛久（劇団EXILE）、越山敬達が出席した。

田中相による同名マンガを連続ドラマ化した本作は、天狗の兄弟が送るスローライフと彼らを取り巻く仲間たちの姿を描いた物語。米・ニューヨーク育ちの少年オンは、ある日、自分が天狗の末裔だと知らされる。天狗のしきたりにより14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基（いづなもとい）と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、兄の関心はもっぱら日々の食と素朴な暮らしに向けられていた。あるときオンは、基の背中に天狗の末裔でも珍しい、羽が生えていることを知る。さらに、自身に動物と話せる特殊な能力があることに気付く。

会見の場に役衣装で登場したキャスト陣。基を演じる駒木根は「塩野くんがお兄ちゃんのように温かく接してくれる。そして敬達の扱い方がすごくうまくて、手のひらで転がすかのよう（笑）。すごく尊敬しています」と明かす。基の幼なじみ・愛宕有意（あたごゆい）役で出演する塩野は「有意の役どころもあって、自然とそうなっていたんだと思います。僕から見たら2人（駒木根・越山）のいじりいじられな関係性がうらやましい」とコメントした。

約1カ月間の撮影は「密度の濃い時間だった」と言う駒木根は、「敬達にとっては夏休みの期間でもあったので『いい夏休みになったらいいね』なんて話しながら、みんなで楽しく生活していました」と振り返る。オーディションでオン役を勝ち取った14歳の越山は「（記者会見は）めっちゃ初めて」とはにかみ、「すごく楽しい夏休みでした！ でも田舎での生活は慣れないことばかりで、撮影初日から『帰りたいな』と内心思ってました」と告白する。

越山は“虫嫌い”だそうで、駒木根は「敬達が涙するのを（撮影現場で）3回は見てます」と述べる。塩野は「川に水を汲みに行くシーンがあったんですが、虫を見つけた瞬間に暴れ回るんです（笑）。こんなに虫に拒否反応を示す子を見たのは初めて」と回想。越山は「虫を見ると発狂します」とこぼした。また本編にはたくさんの料理が登場するが、越山は「よく胃もたれするのであぶらっこいものはバクバク食べられなかった。でもおいしくて幸せでした」と明かした。

最後に駒木根は「自然豊かなロケーション、食欲をそそる食事シーン、できることはすべてやりました。キャラクターの人間性もこの作品の魅力の1つ。皆さんの忙しい生活の中にゆったりとした安らぎをお届けできると思います」とアピールした。

ドラマ「天狗の台所」はBS-TBS、BS-TBS 4Kで10月5日から放送スタート。毎週木曜23時にオンエアされる。

ドラマ「天狗の台所」予告編（主題歌Ver.）

木曜ドラマ23「天狗の台所」

BS-TBS、BS-TBS 4K 2023年10月5日（木）スタート 毎週木曜23:00～23:30
※全10話