「機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!」駒木根葵汰×伊勢大貴|スーパー戦隊のセンターは赤──そんな“常識”に真っ向から挑むスピンオフ

テレビ朝日系で3月7日に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第45作「機界戦隊ゼンカイジャー」。そのTELASAオリジナル作品「機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!」が、3月21日から独占配信されている。センターのイメージカラーが赤ではなく白という、文字通り異色のスーパー戦隊・ゼンカイジャーの前に、“真のゼンカイジャー”を名乗るゼンカイレッドが立ちはだかることで、物語が展開していく。

映画ナタリーでは、五色田介人 / ゼンカイザー役の駒木根葵汰と、ゼンカイレッド役の伊勢大貴の対談をお届け。撮影を終えた直後の2人に「ゼンカイジャー」のもたらした衝撃や、本作の見どころを語り合ってもらった。さらに、これまで「烈車戦隊トッキュウジャー」「手裏剣戦隊ニンニンジャー」などに主題歌アーティストとして関わってきた伊勢は、念願のレッド役への喜びを明かす。終盤には、駒木根がわずか1時間あまりでバック転を習得したという驚きのエピソードも。

取材・文 / 浅見みなほ 撮影 / ツダヒロキ

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椅子から立ち上がって「えええー!」(駒木根)

──「機界戦隊ゼンカイジャー」はヒーロー5人のうち4人が機械生命体“キカイノイド”であり、センターに立つ人間・五色田介人のイメージカラーは赤ではなく白。企画が発表された当時、大きな話題となりましたね。

左から駒木根葵汰、伊勢大貴。

駒木根葵汰 マネージャーさんに「主役に決まりました!」と教えていただいたので、「よっしゃ、レッドだ!」と思うじゃないですか。でも作品資料をパッと開いて、変身後の5人を見て……まず白であることにすごく驚きました。しかもページをめくったら、変身前は僕以外の4人がキカイノイド。ドッキリ企画で観るようなリアクションを取ってしまいました。椅子から立ち上がって「えええー!」って!

伊勢大貴 ははは。

駒木根 そのあと立ち上がって部屋をうろうろして、もう1回資料を見て「やっぱり見間違いじゃないよな……」みたいな。まず自分がオーディションに受かったことも信じられないくらいなのに、さらに衝撃が続いて、パニックでした。ただ僕自身新しいことが大好きなので、面白みがあっていいなと思いました。そういう考え方は、“世界初”にこだわる介人と近いのかもしれません。

だまされやすいから全部信じちゃった(伊勢)

──伊勢さんは「ゼンカイジャー」の設定を知った際、どう思いましたか? 当時、まだゼンカイレッドを演じることは決まっていなかったと思いますが。

駒木根 気になります!

伊勢 ここを変えてくるんだ!という驚きがありました。スーパー戦隊シリーズは今までもいろいろな挑戦をしてきましたが、45作目という記念作品において、こんなふうに新しいスタートを切るんだなと。「ルパパト」(「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」)が最初からVSシリーズのような構図だったのも革新的でしたが、やっぱり今回「センターがレッドじゃないの!?」という衝撃があって。深読みかもしれないですが、世の中で多様化が進んでいることが、いい意味で反映されているのかなと思いました。「男の子は赤じゃないといけない、女の子はピンクじゃないといけない」みたいなところを、少しずつ変えていくような感覚なのかな。時代とともにテーマやモチーフが変わっていくのは面白いですよね。

駒木根 正直、期待と不安のどっちが大きかったですか?

「機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!」

伊勢 俺は正直、期待しかなかった! 行け行け、やっちゃえやっちゃえ!と思ってたもん。

駒木根 うれしいです。伊勢さんはすごくスーパー戦隊がお好きなんですよね。現場でもいろいろお話していただいて……付いて行けない部分も多かったんですけど(笑)。

伊勢 ごめんね、世代も違うからね(笑)。

駒木根 いやいや、冗談です! 昔からスーパー戦隊を観ている方は、外してほしくない“スーパー戦隊の軸”のような考えをそれぞれお持ちだと思うんです。「ゼンカイジャー」は「ライダーっぽい」「赤じゃないなんて」という意見をいただくこともあるので、伊勢さんはどう思っていらっしゃるのか気になっていました。

伊勢 大丈夫だよ! 不安は全然なかった。それより「誰が主題歌を歌うんだ!?」って思ってたよ! オーディションがあるんじゃないかと若干期待したけど、今回の主題歌、つるの剛士さんじゃん! そりゃ敵わないよ!!って(笑)。でも過去のスーパー戦隊がモチーフになっているところもあって、僕が主題歌を歌わせてもらった「烈車戦隊トッキュウジャー」や「手裏剣戦隊ニンニンジャー」が出てくるのが楽しみですね。

駒木根 ああ、実は……(何かを耳打ちする)。

伊勢 (驚愕して)!! 今言わないでよ!? マジで!?

駒木根 ……いや、嘘です。

伊勢 おい!(笑)

駒木根 すみません!(笑) 僕、現場でもいっぱい嘘ついてたじゃないですか!

伊勢 今本当にうれしかったのに……。そうだこの人、嘘つくんですよー。しかもかわいい嘘。

駒木根 「この水400円するんですよ」とか。本当は40円でしたけど(笑)。

伊勢 「400円ってすごいな」ってありがたがったのに全然そんなことなくて……。だまされやすいから全部信じちゃったよ。

駒木根 ごめんなさい、これも僕なりのコミュニケーションなんです!

だって、どう考えてもうれしいですもん(伊勢)

──ではこのTELASAオリジナル作品「ゼンカイレッド大紹介!」について伺います。テレビシリーズ放送開始から1カ月経たずにスピンオフが配信されるうえ、“真のゼンカイジャー”を名乗るゼンカイレッドが登場するということで、こちらもなかなか衝撃的な企画ですよね。

伊勢大貴

駒木根 テレビシリーズの撮影で白に見慣れていたんですが、今回の撮影でゼンカイレッドを観て、めちゃくちゃかっこいいなと思いました。ゼンカイザーも例年通り赤い可能性もあったと思うので、もしかしたら僕がゼンカイレッドになっていたかもしれないなと。そんなことを噛みしめて、今自分が白であることへの思い入れが増しましたし、ゼンカイジャーへの愛が強くなりました。

──伊勢さんは、これまで「トッキュウジャー」にゲスト出演された経験はありましたが、今回レッド役での出演を果たされました。

伊勢 最初に「スーパー戦隊の仕事が決まりました」と聞いたときは、正直以前ゲスト出演させていただいたときのような感じだと思っていたんです。「『ゼンカイジャー』で人間の役……なんだろう、整備士さんかなあ?」みたいな。

駒木根 (笑)

伊勢 そうしたら「赤です、変身します」と聞いて、えええー!!みたいな。僕は主題歌を担当させていただいている期間も役者活動をしていたので、やっぱり俳優として携わりたい思いはずっと持っていました。それがまさかこんな形で叶うとは……。もう変身シーンは楽しくて楽しくて仕方なかったです。

駒木根 すっごく楽しそうでしたね!

伊勢 言葉にはできない高揚感というか、あれ、なんなんですかね!? 去年コロナ禍でくじけそうになったときもありましたが、あきらめずにやってきたらこんなにいいことがあるのかって……うれしくて仕方なかったです。だって、どう考えてもうれしいですもん。情報が解禁された瞬間、家族に電話すると思います。母さんにもすぐに連絡して、まずTELASAの登録方法から教えないと(笑)。

駒木根 そこ大切ですね!

伊勢 それに関しては先行して教えておくことにします(笑)。「これだけ登録しておけばいいことあるから!」って。