杉咲花主演「市子」が東京国際映画祭でプレミア上映、“海外に紹介されるべき日本映画”の1本に

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杉咲花が主演を務めた映画「市子」が、第36回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門に正式出品されることに。同映画祭でジャパンプレミア上映が行われる。

「市子」新場面写真

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「市子」ポスタービジュアル

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本作は、3年間ともに暮らしてきた恋人からプロポーズされた翌日、忽然と姿を消した女性・川辺市子が主人公の物語。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な過去と真実がつづられる。杉咲が市子、若葉竜也が恋人の長谷川義則を演じ、森永悠希倉悠貴中田青渚石川瑠華大浦千佳渡辺大知宇野祥平中村ゆりも参加した。

Nippon Cinema Nowは、“特に海外に紹介されるべき日本映画”という観点から選ばれた作品が上映される部門。2022年は三宅唱と岸井ゆきのがタッグを組んだ「ケイコ 目を澄ませて」、菅田将暉と原田美枝子のダブル主演作「百花」などがスクリーンにかけられた。

プログラミングディレクターの市山尚三は、本作について「海外の映画祭関係者と話すと『日本映画は身の回りの話で完結しているものが多く、社会が見えない』という声をよく聞く。『市子』はそうではない日本映画が確実に存在することを示している」とコメント。「杉咲花の抜群の演技は今年の様々な女優賞の最有力候補となることは間違いない」ともつづった。

なお第36回東京国際映画祭は、10月23日から11月1日にかけて東京都内各所で開催される。

「市子」は12月8日より東京・テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。チーズtheater主宰の戸田彬弘が、同劇団の旗揚げ公演作品「川辺市子のために」を自ら映画化した。

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(c)2023 映画「市子」製作委員会

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