80年代パリの演劇学校描く青春群像「フォーエヴァー・ヤング」JAIHOで独占配信

2022年の第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたフランス映画「Les Amandiers」の日本初公開が決定。「フォーエヴァー・ヤング」の邦題で8月2日よりJAIHOで独占配信される。

本作はクレール・ドゥニの「ネネットとボニ」やフランソワ・オゾンの「ふたりの5つの分かれ路」、パオロ・ビルツィの「人間の値打ち」など、フランスとイタリアで数多くの作品に出演する女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが監督・脚本を担った青春群像劇。パトリス・シェロー率いるアマンディエ劇場の演劇学校出身であるテデスキが、自らの体験をもとに演技に青春を懸ける若者たちの姿を瑞々しく描く。

舞台は1980年代後半のフランス・パリ。主人公は裕福な家で育ったものの「若さを無駄にしている」「人生が無駄に過ぎている」と感じ、演劇学校のオーディションにやってきたステラだ。彼女は自由奔放なアデルや優しい青年ビクトル、薬物中毒のエティエンヌといった面々とともにオーディションに合格。演劇仲間たちとの愛や友情、大切な仲間の死を経験しながら、チェーホフの戯曲「プラトーノフ」の上演に向け、練習に励む日々が始まる。

ステラを演じたナディア・テレスキウィッツは第48回セザール賞で有望若手女優賞を受賞。「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」「オフィサー・アンド・スパイ」のルイ・ガレルが演劇学校を主宰するシェローを演じた。