映画「セフレの品格」の完成披露上映会が本日6月22日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの
行平は「湊先生の作品をどう実写化するのか? プレッシャーがあって、マンガと台本を読み返す日々を過ごしました。原作ファンの方を裏切らないようにって、勝手に約束を作って」と回想し、「どれぐらい一樹に対してアグレッシブになっていいか? 撮影前に監督に相談したら『抄子は困ってていいから』って言っていただいて、そうなんだと。1つ線路を引いてもらいました」と振り返った。
青柳は「一樹は数々の女性を虜にする男。俺は、そんなふうに虜にできるのか?って。そこが難しかったですね」と笑う。これを横で聞いていた城定は「ラブシーンは細かい演出を入れてというよりも、生っぽくやってほしいと話をしましたね」と現場でのやり取りを明かした。
一樹のセックスフレンドであり、抄子の友人でもある新堂華江役を務めた片山は「三角関係のようなものを容認している役どころで、難しいなと。お金持ちでどう見ても幸せそうなのに、それが……というキャラクター。どうすれば、彼女の苦悩を見せないようにしながらも、滲ませることができるのか。私にできるのかな?と台本を読んだときに思いました」と語る。
抄子に交際を迫る上司・栗山を演じた新納は「行平さんは原作ファンを裏切らないようにって言ってましたが、僕は裏切る栗山を作ってしまいました!」と笑い、「いわゆる悪役なんです。でも、栗山の目線から見たら抄子と一樹の関係こそ悪。栗山はピュアに抄子を愛している男で、好きだから仕方ないよねと台本を読んで思ったんです。だから、そういうのを大事に真面目に演じたら、湊先生がTwitterで『栗山の役をコミカルに演じてくれてありがとうございます』とおっしゃっていて。めちゃめちゃさわやかに演じたつもりなんですけど、コミカルになっているようです(笑)」と茶目っ気たっぷりに報告した。
「
城定は「こういう世の中なので『セフレの品格』っていうタイトルだけで、え?ってなる人もいると思うんです。でも、誰に肩入れするわけでもなく、撮れればなと。だから、さっき新納さんが栗山の目線から見れば抄子と一樹が悪だと言っていましたが、そういう視点はすごく大事だと思うんです。セフレがいいとか悪いとか、そういうのはあまり考えないように臨みました」と伝えた。
イベント中盤には本作の内容にちなみ、恋愛する際に譲れないルールを登壇者が語り合う場面も。行平は「最初に絶対したくないこと、されたくないことのすり合わせをしたい」と述べ、青柳は「酔っ払っているときはトイレで立ってしても怒らないでほしい(笑)」と願い、会場を和ませる。そして新納が「おならはいいんです! でも、足の裏の皮を目の前でめくられたことがあって、本当にいやだったんです。足の裏の皮は1人でめくってほしい!」と実体験を交えて話すと会場には笑いが起こった。
最後に青柳は「たくさんの方に観てほしいです!」とアピール。行平は「湊先生の原作を城定監督が映像化した作品、ぜひ楽しんでほしいです」と呼びかけ、イベントに幕を引いた。
「セフレの品格 初恋」は7月21日、「セフレの品格 決意」は8月4日に公開。
※「セフレの品格 初恋 / 決意」はR15+指定作品
関連記事
行平あい佳の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
「セフレの品格」行平あい佳と青柳翔の恋愛ルールは?新納慎也は「1人でめくって!」(写真11枚)
https://t.co/xjOgzsz3CH
#セフレの品格 #行平あい佳 #青柳翔 #片山萌美 #新納慎也 #石橋侑大 #城定秀夫 https://t.co/BLdhL2XgxD