デヴィッド・クローネンバーグ特集開催、「スキャナーズ」「ザ・ブルード」など上映

デヴィッド・クローネンバーグの特集上映が、6月9日から15日に東京のシネ・リーブル池袋で開催される。

これは「ビデオドローム 4K ディレクターズカット版」が6月16日から全国で順次公開されることを記念した企画。ラインナップには、見た者の脳に腫瘍を生じさせ幻覚を見せる番組に支配されていく男の物語「ビデオドローム 4K ディレクターズカット版」、謎の生物の言うがままスパイ活動に巻き込まれていく害虫駆除員の冒険譚「裸のランチ 4K レストア版」、超能力者たちの戦いを描いた「スキャナーズ」、夫婦間や親子間の関係を軸に人体の変貌や異形の誕生を描き出す「ザ・ブルード 怒りのメタファー」、“クローネンバーグ流レース映画”である「ファイヤーボール」が並んだ。

またキャリア初期の短編「ステレオ 均衡の遺失」「クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確立」は2本立てで上映。クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグが監督を務めたSFサスペンス「ポゼッサー」もスクリーンにかけられる。なお「ビデオドローム 4K ディレクターズカット版」上映後にはYouTubeチャンネル・シネマンションのメンバーによるトークイベントを実施。「ポゼッサー」の上映後にはYouTuber・岡奈なな子がトークを行う。