三山凌輝「往生際」撮影で“海賊”に襲われた？見上愛は青木柚へ「クールに見えるけど…」

ドラマ「往生際の意味を知れ！」の1話先行試写・完成披露トークイベントが本日3月2日に東京・東京カルチャーカルチャーで開催。キャストの見上愛、青木柚、樋口日奈、BE:FIRSTのRYOKIとしても知られる三山凌輝が登壇した。

米代恭のマンガをアベラヒデノブが実写化した本作は、謎多き美女・日下部日和と彼女の元彼・市松海路による狂気の“やり直し”ラブストーリー。見上が日和、青木が市松を演じ、樋口が市松の恋を応援する同僚・八幡典子、三山が市松の友人で超人気俳優の榊田正史に扮した。

日和役の見上は「自分自身も日和に振り回された」と原作に触れたときの心境を振り返る。演じるにあたっては原作の日和にビジュアルを寄せたそうで「出オチが怖かった」と述べ、青木から「マジでそっくりでした」と声を掛けられていた。

青木は「（日和に）振り回される毎日。濃い1カ月でした」と充実感たっぷりの様子で話し、「日和のアルカイックスマイルや悪い顔を見てテンションが上がるようになっちゃって。市松に寄ったのか、自分にそういう素質があったのか……」とつぶやく。その言葉を受けて、三山は「（青木の）本質なのか、性癖なのか」と笑った。

樋口は「典子ちゃん以外のキャラクター全員が狂ってる。柚くんが日和に振り回される姿を、がんばれーと見守っていました」とコメント。三山は「雰囲気や、明るく素直なキャラクターに自分と共通点があったから逆に難しくて。素で演じすぎると自分になっちゃう」と役作りを回想する。青木が「凌輝くんは華があって、榊田にめっちゃぴったり！」と絶賛すると、三山は「ありがとうございます！」と頭を下げ、青木は「褒める会みたいになっちゃった（笑）」とはにかんだ。

続いて、MCから撮影時のエピソードを求められ、青木は「浜辺で映画を撮るシーンは、AD役の凌輝くんに次の仕事があったので『早く帰さなきゃ！』とみんなでがんばっていて」と切り出す。そして「終わった瞬間にウィッグや衣装をスタッフさんに急いで剥がされていた。金品強奪みたいで……」と続け、三山も「海賊に襲われたのかと思った（笑）。その数時間後にサードシングルのアー写を撮っていました」と笑顔を見せた。

イベントの終盤では、ドラマの内容にちなんだ“執着タイプ診断”が行われた。回答には4つの選択肢が用意されていたが全員一致。その結果が、さわやかな笑顔の奥に強い執着を隠し持つ“意外と執着タイプ”だとわかり、キャストたちは「怖い！」「その笑顔の奥には何が……」と顔を見合わせる。なお共演者同士でプライベートの話はまだあまりしていないとのことで、彼らは「さらに仲良くなったら執着が生まれるのかも」「このくらいの距離がちょうどいいね」と今後について語っていた。

さらに「共演者の◯◯を知れ！」とのお題が与えられた際に、見上は「クールに見えるけど、すごい親父ギャグを言ってくる」と青木の“寒さ”に言及する。それは“市松海路”に掛けたホッカイロギャグだったといい、青木が反応をもらえなくともめげず、まだギャグを披露していないスタッフを探し回っていたことも明らかになった。一方の青木は見上を「3回目の共演。親父ギャグを無視されたりドライでアバウトな関係になってきたけど、誕生日やバレンタインにはちゃんとプレゼントをくれる」と評する。樋口と三山は「怖い話のストックがたくさんあって、話すのも上手」「1人でどこでも行ける度胸がある」と互いの魅力を伝えた。

最後に青木は「最初はめちゃくちゃゆがんで見えるかもしれないけれど、『意外とまっすぐな愛なのでは？』と、観る人の価値観が揺らいでいくドラマだと思います」メッセージを送る。見上は「モラルに反した人間しか出てこなくて、誰にも共感できないかもしれません。でも話が進むごとに、大事なものを守るためにアンモラルな手段を取っていることがわかってくるので、それぞれの目的に注目していただけたら」と呼びかけてイベントを締めた。

「往生際の意味を知れ！」は3月7日よりMBS、TBSのドラマイズム枠でオンエア。Huluで見放題独占配信され、TBSでのオンエア後にはTVerなどで無料見逃し配信が行われる。

ドラマイズム「往生際の意味を知れ！」

MBS 2023年3月7日（火）スタート 毎週火曜 25:04～
TBS 2023年3月7日（火）スタート 毎週火曜 25:33～
※第1話、第2話のみ通常枠の5分押し