A24製作、ダーレン・アロノフスキーの監督作「ザ・ホエール」4月に公開

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A24製作のダーレン・アロノフスキー監督作「The Whale」が「ザ・ホエール」の邦題で4月に全国にて公開される。

「ザ・ホエール」

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本作の主人公は、ボーイフレンドのアランを亡くしてから過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹であり看護師のリズに助けられながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが、命に危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし自分の死期が近いことを悟ったチャーリーは、アランと暮らすために家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーと会うことを決意。彼女との絆を取り戻そうとするが、エリーは多くの問題を抱えていた。

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原案は劇作家サム・D・ハンターによる舞台で、ハンターは脚本も手がけている。272kgの巨体の持ち主チャーリーを演じたのは「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー。エリー役でNetflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のセイディー・シンク、リズ役で「ザ・メニュー」のホン・チャウが出演し、タイ・シンプキンスサマンサ・モートンもキャストに名を連ねた。

第80回ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされているフレイザーは「この役を演じるのが怖かった。自分の限界を超えて深く掘り下げ、私のすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している」とコメント。アロノフスキーは「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う」と語っている。

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