ミリ単位の執念、「マッドゴッド」フィル・ティペットの制作舞台裏を公開

フィル・ティペットが監督したストップモーションアニメ「マッドゴッド」のメイキング映像およびメイキング写真が公開された。

本作は「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズなどの特殊効果を手がけてきたティペットが、長い年月をかけて制作したダークファンタジー。人類最後の男・ラストマンによって地底世界に派遣されたアサシンが、化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりのような光景を目撃するさまが描かれる。ラストマンを演じたのは「レポマン」「シド・アンド・ナンシー」の監督として知られるアレックス・コックス。

YouTubeで公開されたメイキング映像には、アサシンの行く手を阻む謎の巨大生物の制作過程が収められた。針金やゴツゴツした丸い突起物などのグロテスクなオブジェクトで形成された、長さ3mはあろうかと思われる巨大生物。ティペットがスタッフとともに、どのようにリアルに動かすか試行錯誤し、動きのみならずライティングもミリ単位で調整する様子をうかがえる。

「マッドゴッド」は12月2日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。