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本作は妻の浮気を知っても、怒ることも言い出すこともできないフリーライター・市川茂巳の物語。稲垣が茂巳、中村が茂巳の妻で小説家と浮気する編集者の紗衣に扮した。
新型コロナウイルス感染による休養後、初めて公の場に登場した稲垣は「見ての通り元気になりました」と笑顔で挨拶。彼は「僕も映画館に行きました。映画を観ている皆さんの後頭部を見ながら鑑賞する時間は特別でした」と明かす。
さらに稲垣は本作の反響に関して「市川茂巳という役はあまり共感できるキャラクターではないかもしれないけど、僕が演じることで感情移入できるという感想もいただきました。今泉監督の作品と稲垣吾郎の相性がいいと言ってくださる映画ファンの方もいたので、うれしかったです」と伝えた。
今泉は本作に寄せられた感想を読み上げ、「万人に理解されないかもしれないけど、届く人には自分事として届く。茂巳をまったく理解できない人は、ラストシーンでスッキリするという話も聞きました」と述べる。稲垣は「自分を見ているような場面がたくさんあった。茂巳という役は本当に不思議な体験でした」と振り返った。
中村は稲垣について「自分が予想もしていなかった役の感情を、稲垣さんに引き出していただいたところがすごく多かったのが、印象的でした」と述懐。今泉は「中村さんは『台本を読んだときより、(稲垣と)向き合ったときに感情が出た』と話してくださった」と伝えた。
続けて今泉は、パフェを食べるシーンで稲垣の体が揺れていたことを指摘。今泉が「僕は編集しながら、“ダンサブル吾郎”と呼んでいました」と話すと、稲垣は「この間、番組で(本作の)VTRが流れたとき香取慎吾くんが、パフェを押さえながら話す僕の姿を見て『これ吾郎ちゃんじゃん!』と言っていた。自然に出てしまうくらい素の自分でした」と語り、会場を沸かせた。
最後に稲垣は「『人間って愛おしいな』と思える素敵な、大切な作品に仕上がりました。気に入ってくださったら、今まで観た大切な映画の仲間に入れていただけたらと思っております。またお会いできる日を楽しみにしております」と呼びかけイベントを締めた。
「窓辺にて」は全国で公開中。
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