日本とチリの修好120周年を記念した合作映画が完成、西岡徳馬や小澤征悦も出演

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日本とチリの修好120周年記念事業として製作された映画「GREEN GRASS~生まれかわる命~」が公開に向けて始動。このたび海外版ビジュアルが解禁された。

「GREEN GRASS~生まれかわる命~」ビジュアル

「GREEN GRASS~生まれかわる命~」ビジュアル

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震災に巻き込まれて死後の世界に旅立った息子・近藤誠と、息子を失った父親・近藤清の2つの視点で描かれる本作。死を受け入れられない若者の葛藤、遺された家族の悼みなど複雑な心情がつづられ、死後の世界で巡り合う人々との体験を通じて青年が成長する姿が映し出される。

主人公・誠を演じたのは米ニューヨーク在住で、ショートフィルム「NO REASONS」を監督するなど国際的に活躍しているイシザキ マサタカ。父親・清に西岡徳馬、清の秘書・福永佑介に小澤征悦が扮したほか、ダニエル・カンディアヒメナ・リバスらチリの俳優陣も出演している。監督・脚本は、アニメーターとしても作品を数多く手がけてきたイグナシオ・ルイスが担当した。

日本人のイシザキ マサタカとチリ人のイグナシオ・ルイスは2010年にカンヌ国際映画祭で出会い、ともに地震・津波多発国のため「震災による死者への思い」を抱えている国民性であることから、「命」をテーマにした作品を企画。完成した本作は、10月にブラジルで行われた第32回シネセアラー映画祭でワールドプレミア上映され、撮影賞を受賞した。日本国内での劇場公開は近日発表を予定。

駐日チリ共和国大使リカルド・G・ロハスからは「『GREEN GRASS~生まれかわる命~』は、とても繊細な映画です。メランコリックなアプローチで、日本人の死生観を軽妙に描いております。“映画”を共通の言語にしながら、2国間の文化交流を深めていけたらと思います。完成、本当におめでとうございます!」とコメントが寄せられている。

※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記

リカルド・G・ロハス(駐日チリ共和国大使)コメント

日本とチリ、両国の皆様が協力しあえたことで映画が完成し、心から喜ばしく思います。
私にとっても、史上初となる日本とチリの合作映画の完成に立ち合えて、素晴らしい経験となりました。
「GREEN GRASS~生まれかわる命~」は、とても繊細な映画です。
メランコリックなアプローチで、日本人の死生観を軽妙に描いております。
“映画”を共通の言語にしながら、2国間の文化交流を深めていけたらと思います。
完成、本当におめでとうございます!

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(c)2022「グリーングラス」上映実行委員会

読者の反応

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EIJI LEON LEE 🎬FILMSTA INC. CASTING DIRECTOR🎬 @EijiLeonLee

【☆PRODUCTION WORK / ARTICLE☆】
『GREEN GRASS〜生まれかわる命〜』
各メディアで記事がアップされています!

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