死後の世界でさまよう息子と悲しむ父、日本・チリ合作映画「GREEN GRASS」予告

日本とチリの修好120周年記念事業として製作された映画「GREEN GRASS～生まれかわる命～」の公開日が9月22日であることが明らかに。あわせて予告編とポスタービジュアルが到着した。

本作は、東日本大震災に巻き込まれて死後の世界に旅立った息子・近藤誠と、息子を失った父親・近藤清の2つの視点で描かれる物語。YouTubeで公開された予告編には、自身が死んだことに気付かずさまよう誠の姿や、息子の死を悲しむ清の様子が収められた。誠をショートフィルム「NO REASONS」を企画・監督するなど国際的に活躍する米ニューヨーク在住のイシザキ マサタカが演じ、清役で西岡徳馬、清の秘書・福永佑介役で小澤征悦が出演。ダニエル・カンディア、ヒメナ・リバスらチリの俳優陣もキャストに名を連ねた。またmayo（岡本真夜）による楽曲「KIZUNA」がメインテーマ曲として使用されている。

本作の映像に感銘を受けたというmayoは「最初から完璧な人間なんていなくて、失敗や挫折、悲しみなどを繰り返し、時には後悔しながらも、いろんなことに気づかされ、成長していくものだと思います。ピアノの音色は人の心を優しく包み込む力がある楽器。このグリーングラスを観終わって感じる気持ちに、このメロディーが少しでも寄り添い、何かに気づき、前に進める勇気の手助けができたなら嬉しいです」とつづった。

イグナシオ・ルイスが監督・脚本を担当した「GREEN GRASS～生まれかわる命～」は、全国で公開。

※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記

映画「GREEN GRASS～生まれかわる命～」予告