中谷美紀が元教師の刑事役で主演「連続ドラマW ギバーテイカー」2023年に放送・配信

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すえのぶけいこのマンガ「ライフ2 ギバーテイカー」が、中谷美紀の主演で連続ドラマ化。「連続ドラマW ギバーテイカー」として、2023年にWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドにて配信される。

「連続ドラマW ギバーテイカー」ティザービジュアル(倉澤ver.)

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「ライフ2 ギバーテイカー」1巻書影

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本作は娘を殺された刑事・倉澤樹と猟奇的殺人犯・貴志ルオトが繰り広げる死闘を描くクライムサスペンス。倉澤は元小学校教諭の刑事で、かわいがっていた教え子・ルオトに娘を惨殺された過去を持つ。被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を1人でも多く救いたい”という思いから刑事へ転身した倉澤。12年後の娘の命日を目前に、彼女はルオトが医療少年院を退院することを知る。そしてルオトが「完全に更生した」という話を聞くも疑心を抱かずにはいられない彼女のもとへ「あなたの大切なものを、もういちど奪います」というメッセージが届く。

監督を務めたのは「連続ドラマW シャイロックの子供たち」の鈴木浩介。脚本を「ドクターホワイト」の小峯裕之が手がけた。なお原作とキャラクターの魅力を最大限に生かし作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”は“娘が殺された刑事”に変更された。

倉澤を演じる中谷は「果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです」とコメントしている。

中谷美紀 コメント

「もしも自分の娘を自らが教鞭を執る学校の生徒に惨殺されたら?」という、想像もしたくないような事件がこの物語の冒頭で起こります。今回演じた倉澤樹という元教師は、これ以上の被害者を出さないように、同じ苦しみを味わう人を少しでもなくすために、刑事になることを選択しました。以来、警察の縦社会など物ともせず、単独行動で犯人逮捕に血道を上げる一方で、マザーテレサのような質素な暮らしぶりを続けます。
しかし、娘を殺した犯人・貴志ルオトが医療少年院を退院したことをきっかけに、快楽のために人を殺める孤独な少年と、倉澤樹の死闘が開始のゴングを響かせます。怒り、憎悪、悲しみ、絶望と、ありとあらゆる感情を抱えて貴志ルオトと向き合う過程で、ハラハラドキドキな緊張感の絶えない、めくるめく展開が待ち受けています。
この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました。
果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです。

すえのぶけいこ コメント

最初にドラマ化のお話をいただいた時は主人公の年齢設定が変わるとのことでどうなるんだろう?と思っていたのですが、倉澤樹を中谷美紀さんに演じてもらえるという予想外の展開に大興奮。喜びとワクワクが込み上げてきました。
連載中は未成年の犯罪や遺族となった家族の手記を調べていくうちに暗澹たる気持ちになったり、重いテーマに葛藤を感じながら日々奮闘していたので、豪華なキャストの皆様に演じていただけることになり感激しています。映像でよりリアルに、スリリングになっている部分がたくさんあると思うので私自身も放送が楽しみです。
原作を読んでくれている方も、初めて知ったという方も、ぜひ「ギバーテイカー」の世界に浸ってもらえたら嬉しいです!

鈴木浩介 コメント

原作から脚本という形に変わり、色々な変更点など加味されましたが、わたしなりに作品のテーマを「家族」と捉え、主人公の樹が背負わされた生き方にどう寄り添うことができるか、驚愕な行動をしたルオトの家族の描き方も踏まえ、どのように映像にするかを模索する毎日でした。
中谷さんとは初めてご一緒させていただきました。とても素敵な時間を共有させていただき、貴重な人生分の2ヶ月を過ごすことができました。そして何より、心地よい緊張感をスタッフ・キャストと共有し、本作と真摯に寄り添うことができました。
10年ほど前からWOWOW作品に参加させていただきましたが、日々の撮影が終わった瞬間、もの凄い安堵感に包まれたのは本作がはじめてでした。本作独特の世界観が、そうさせたのかもしれません。

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

“監督を務めたのは「連続ドラマW シャイロックの子供たち」の鈴木浩介。脚本を「ドクターホワイト」の小峯裕之が手がけた”/中谷美紀が元教師の刑事役で主演「連続ドラマW ギバーテイカー」2023年に放送・配信 - 映画ナタリー https://t.co/tHMdWqyKmB

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