森七菜×奥平大兼がW主演、不眠症の高校生たち描く「君は放課後インソムニア」映画化

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森七菜奥平大兼のダブル主演でオジロマコトのマンガ「君は放課後インソムニア」が実写映画化。ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の演出や映画「記憶の技法」で知られる池田千尋が監督を務める。

「君は放課後インソムニア」

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「君は放課後インソムニア」原作1巻書影

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2019年より週刊ビッグコミックスピリッツにて連載中の原作は、天文台で出会った不眠症の高校生の男女を描く青春ストーリー。最新10巻の発売を9月12日に控えており、2023年にはライデンフィルムが制作するテレビアニメの放送も決まっている。実写映画化は1月の8巻発売時にアニメ化とともに発表されていた。

舞台は能登半島の中心に位置する石川県七尾市。不眠症に悩む高校1年生の中見丸太(なかみがんた)は、学校の使われていない天文台を見つける。しかし、そこには同じクラスの曲伊咲(まがりいさき)という先客がいた。丸太と同じ不眠症で、こっそり昼寝するため物置となっている天文台を使っていた伊咲。不眠症という秘密でつながった2人は、休み時間や放課後になると一緒に天文台で昼寝する同士に。やがて眠ることのできない退屈な夜に街を散歩して仲を深めていく。そんなあるとき、天文台を勝手に使っていたことがばれてしまい、立ち入り禁止の危機に迫られる。

「天気の子」の森が伊咲を演じ、「マイスモールランド」の奥平は丸太役で長編映画初主演を果たした。撮影は物語の舞台である七尾市を中心に2022年夏に実施。森は撮影を振り返り「とにかく原作を大切に抱いて進んだ1ヶ月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラを纏う、そんな瞬間を感じていただけると思います」とコメントし、奥平も「自分の学生生活では体験出来なかった事を撮影を通して体験でき、他のキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです」と語っている。

原作者のオジロは「漫画で描き切れない美しい能登の風景と、森さん奥平さんという瑞々しいお二人をスクリーンで観るのがとても楽しみです」と期待。池田は本作への思いを「原作に感じた、今この瞬間にしかない奇跡のようなものが、二人が体現することで本当になっていく。そんな日々から生まれた映画です。世界へ繋がる扉を開こうと、もがき駆け抜けた伊咲と丸太の物語が、多くの人へとさらに繋がり開いていくことを願います」とつづっている。

君は放課後インソムニア」は2023年に全国公開。企画・制作は「くれなずめ」のユナイテッドプロダクションズ、配給はポニーキャニオンが担う。プロデューサーの寺田悠輔によるコメントも下記に掲載した。

森七菜 コメント

中見や伊咲をはじめとする魅力的なキャラクターが過ごす時間は自分にとって憧れや理想のようなもので学生時代からずっとファンでした。もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい。という気持ちが当時からありました。お話をいただいた時は驚きと、撮影が待ち遠しくてたまりませんでしたが、石川県七尾市での1ヶ月は想像を遥かに超える魅力的な毎日でした。とにかく景色が美しく、キャストのみなさんは漫画から飛び出てきたようで、私には眩しすぎました。あの子達が歩いた道を、みんなで辿ってきました。とにかく原作を大切に抱いて進んだ1ヶ月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラを纏う、そんな瞬間を感じていただけると思います。

奥平大兼 コメント

まず一番最初にこのお話を聞いて台本を読んだとき、僕が演じる中見丸太だけでなく、登場人物全員に惹かれるものがありました。物語の雰囲気も色があって、とてもお芝居するのが楽しそうだなと思っていました。
そしてクランクインして石川県の七尾市にお邪魔させていただいて、地域の皆さんがとても優しく、温かくて、すぐに七尾市が好きになりました。自分の学生生活では体験出来なかった事を撮影を通して体験でき、他のキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです。
2023年にはアニメも放送されるということで、“君ソム”の世界を漫画、アニメ、そして実写映画とそれぞれの良さを楽しんでいただけたら嬉しいです。

池田千尋 コメント

この夏、七尾市という海沿いの街で、伊咲と丸太と共に生きました。
森七菜さんと奥平大兼くんは、私の想像など軽々と超えて大きく膨らみ、伊咲と丸太として生きた時間をカメラに焼き付けてくれました。
原作に感じた、今この瞬間にしかない奇跡のようなものが、二人が体現することで本当になっていく。そんな日々から生まれた映画です。
世界へ繋がる扉を開こうと、もがき駆け抜けた伊咲と丸太の物語が、多くの人へとさらに繋がり開いていくことを願います。

オジロマコト コメント

実写映画化に際して、伊咲役の森七菜さんは、写真集を拝見して「伊咲がいる!」と思ったほどイメージぴったりで。勝手ながら、実写化するなら伊咲は森さんしかいない、とずっと思っていたので夢がかなった気持ちです。奥平大兼さんは、以前から出演作を拝見していました。それが本当に素晴らしくて、今回丸太役をやって下さると聞いてとても嬉しかったです。漫画と同じく舞台は石川県、撮影は七尾市で行われました。漫画で描き切れない美しい能登の風景と、森さん奥平さんという瑞々しいお二人をスクリーンで観るのがとても楽しみです。

寺田悠輔 コメント

3年程前、会社の同僚に薦められて原作の第1集を読みました。
最後、伊咲と丸太が眠りに落ちていくシーンの静かな美しさに魅了されたのをはっきりと覚えています。
そんなきっかけで出会った「君ソム」ですが、この度ご縁があって実写映画をお預かりすることになりました。
そして僕に原作を教えてくれた同僚は今、「君ソム」アニメのプロデューサーを担当しています。
今回、実写映画は原作の舞台となっている石川県の七尾市で撮影させて頂きましたが、
街の空気感、キャストの息遣い、スタッフの目線が混じり合った素敵な映像が撮れたと思っています。
来年、この作品の世界が広がり、より多くの方に知って頂けるよう、今回の映像化と精一杯向き合わせて頂きます。

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(c)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会

読者の反応

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

森「学生時代からずっとファンでした。もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい。という気持ちが当時からありました」/森七菜×奥平大兼がW主演、不眠症の高校生たち描く「君は放課後インソムニア」映画化 - 映画ナタリー https://t.co/SibMpv7jvZ

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