イタリアで開催されている第79回ヴェネツィア国際映画祭で「
「スリー・ビルボード」で知られるマクドナーの新作「イニシェリン島の精霊」は、1923年のアイルランドの孤島・イニシェリン島を舞台とした物語。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだったコルムから突然の絶縁を告げられる。理由がわからず動揺を隠せないパードリックは、妹のシボーンや隣人ドミニクの力を借りて事態を好転させようとするも、コルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と宣言される。そして島には、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。主人公パードリックにファレル、コルムにグリーソン、シボーンにコンドンが扮した。
上映に先駆けて行われた記者会見では、熱のこもった質問が相次いで投げかけられ、登壇者たちはそれぞれ真摯にコメント。レッドカーペットは、世界各地から集まったマスコミや映画ファンで大にぎわいとなった。登壇者たちはスタイリッシュなスーツやドレープの美しいドレスを身にまとって登場。満席御礼のワールドプレミアでは、上映後に今年最長となる約15分間ものスタンディングオベーションが起き、デイリーテレグラフ紙では最高点の5つ星を獲得した。Rotten Tomatoesでは日本時間9月6日時点で批評家スコア100%をたたき出している。
「イニシェリン島の精霊」は2023年1月に東京・TOHOシネマズ シャンテほかで公開。
tAk @mifu75
ヴェネツィアで15分の喝采、マーティン・マクドナー「イニシェリン島の精霊」披露 https://t.co/Ytqn7kE6V0