「スリー・ビルボード」監督の新作「イニシェリン島の精霊」2023年1月に公開

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナーが監督を務めた新作「The Banshees of Inisherin」が「イニシェリン島の精霊」の邦題で2023年1月に公開される。

本作の舞台は1923年、アイルランドの孤島であるイニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだったコルムから突然の絶縁を告げられる。動揺を隠せないパードリックだが、理由は不明。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力を借りて事態を好転させようとするも、コルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と宣言される。そして、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が島に降り立つ。

主人公パードリックを演じたのは、「アフター・ヤン」の日本公開も控えるコリン・ファレル。「ヒットマンズ・レクイエム」でもファレルと共演したブレンダン・グリーソンがコルムに扮する。シボーンを「スリー・ビルボード」のケリー・コンドン、ドミニクを「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のバリー・コーガンが演じた。

YouTubeでは予告編が公開中。なお「イニシェリン島の精霊」は、イタリア現地時間8月31日に開幕する第79回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映される。