本作は井上荒野が父である作家・井上光晴と母、そして2021年11月に死去した
みはるを寺島、篤郎を豊川が演じ、笙子に広末が扮する。またこのたび
予告編は寺島が実際に剃髪し挑んだ得度式のシーンで幕開け。その後、逢瀬を重ねるみはると篤郎の姿が映し出されていく。また篤郎が隣で眠る笙子に「俺はあんたが一番大事なんだから」とささやく様子や、笙子が「どうして、ああ嘘ばかりつくんでしょうね」と吐露する場面も収められた。
寺島は自身が演じたみはるについて「“すごく生きてる”っていう人ですよね。やりたいことは全てやるし、突き進むし、我慢しない。それが生きていくってことなのよって、どの場面においてもブレがない。今日はちょっと元気が無いなと思いつつ現場に行っても、みはるになると、逆に元気になっちゃう。もちろん映画は原作と違うし、ましてやモデルとなった方たちとは距離がありますが、撮影中は寂聴さんが背中にぴたってくっついて、ずっとパワーをくれていたような気がします」と回想。そして「モデルとなった井上光晴さん亡き後の奥様と寂聴さんとの関係や、荒野さんと寂聴さんとの関係も他人には窺い知れない関係性ですけど、あの時代を共に生きた、確かに在った。その関係性を観て頂けたらと思います」と呼びかけた。
※「あちらにいる鬼」はR15+指定作品
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寺島しのぶ×豊川悦司×広末涼子「あちらにいる鬼」予告、高良健吾や村上淳も出演 https://t.co/w13lNCLnxh
原作:井上荒野『あちらにいる鬼』朝日文庫