井浦新×柴田恭兵W主演作「連続ドラマW 両刃の斧」放送、現役刑事と元刑事が衝突

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井浦新柴田恭兵がダブル主演を務める「連続ドラマW 両刃の斧」が11月よりWOWOWで放送・配信される。

左から柴崎佐千夫役の柴田恭兵、川澄成克役の井浦新。

左から柴崎佐千夫役の柴田恭兵、川澄成克役の井浦新。

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小説「両刃の斧」書影 (c)2019 大門剛明

小説「両刃の斧」書影 (c)2019 大門剛明[拡大]

大門剛明の小説を映像化した本作は、ある未解決事件をめぐって現役刑事と元刑事がぶつかり合うサスペンス。15年前、捜査一課の刑事・柴崎佐千夫の娘が刺殺体で見つかる。柴崎とともに後輩刑事の川澄成克が真相を追うも、事件は迷宮入りに。そして15年後、未解決事件の再捜査を専門とする“専従捜査班”が立ち上がり、川澄も再捜査に加わる中で、犯人と目される男の存在が浮かび上がる。一方、刑事を引退していた柴崎も独自に事件を追うが、1本の電話をきっかけに、彼自身に嫌疑が掛けられる。

人生の師と仰ぐ柴崎のため、事件解決に執念を燃やす川澄に井浦が扮する。柴田が、重病を患う妻を看病しながら余生を過ごしていた柴崎を演じた。井浦は「川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました」と柴田に感謝。柴田も「どのシーンも、彼の誠実さと瑞々しさに助けられました。ありがとう 新。いつかまた」と述べている。

本作の監督は「聖の青春」やドキュメンタリー「甲子園のない夏」などを手がけた森義隆、脚本は「連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~」の鈴木謙一が担う。なお森、大門によるコメントは下部に掲載した。

「連続ドラマW 両刃の斧」は全6話で構成。WOWOWプライム、WOWOW 4Kでは第1話が無料放送される。

連続ドラマW 両刃の斧

WOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンド 2022年11月放送・配信スタート
※全6話
※WOWOWプライム、WOWOW 4Kで第1話無料放送

井浦新 コメント

オファーを受けた際の気持ち、脚本を読んだ際の印象など

柴田恭兵さんと刑事ものと聞いただけで鳥肌が立ち、考える余地もなくオファーを受けました。役者になる前から刺激や影響を受け、ずっと憧れてきた大先輩と共演できる機会を逃してはいけない、一緒にお芝居をしたい、まずはその一心でした。ただ、その後に脚本を読んだのですが、本当にこれはやれるのか?というのが率直な感想。乗り越えるべき難所が数多くあり山頂が見えない、そんな高い山が目の前にそびえ立っていてるような感覚でした。これは凄いものを引き受けてしまったな…と思うとともに、魂を削りながらでも全身全霊で挑むべき作品だと思いました。

柴田恭兵との共演について

川澄にとって柴さんは警察の先輩であり育ての親のような存在でもありますが、お芝居を離れても恭兵さんとは役柄同様の関係だったと思います。この上なく幸せで刺激的な時間でした。川澄のもつ生々しさや人間としての未熟さ、そして葛藤と苦悩。今回、役柄の輪郭をつくりあげることにとても苦労しましたが、恭兵さんがぶれない緊張感を関係性の中で終始つくってくださったお陰で、僕はそのまま川澄になっていくことができました。恭兵さんには最初から最後まで感謝しかありません。

視聴者へのメッセージ

もうこれ以上何も出せませんという限界まで全てを絞り出しました。それが全部映像に詰まっていると思うので、柴さんと川澄がどんなぶつかり合いをみせるのか、そしてその行方を一緒に見守ってください。そして「両刃の斧」は警察ドラマでありながら家族の愛の物語でもあります。全ての人の心に響くものが絶対にあると思いますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

柴田恭兵 コメント

オファーを受けた際の気持ち、脚本を読んだ際の印象など

あまりにも切なくて、苦しくて、
悲しい台本。(ウーム、ウーム、ウーム、、、)
なんとか伝えられたらと
(ウーム、、、)

井浦新との共演について

どのシーンも、彼の誠実さと
瑞々しさに助けられました。
ありがとう 新。
いつかまた。

視聴者へのメッセージ

コロナに負けるかと、
スタッフ、役者、ドキドキハラハラ
しながらガンバリました。
、、、お楽しみに。

森義隆 コメント

ドラマ化にあたって

男と男が対峙するドラマは僕の十八番(おはこ)です。
「両刃の斧」の男二人は、あらゆるものを間に挟んで対峙します。愛、憎しみ、悲しみ、怒り、絶望、そして真実……。
これほどまでに、熱くて悲しくてスリリングな男二人の対決を撮ったのは初めてです。当初、“泣ける刑事モノを作ろう”という目標をチームで掲げましたが、それをはるかに越えて“号泣必至の人間ドラマ”が完成しました。

井浦新、柴田恭兵の印象

とにかく柴田恭兵さんがすばらしかったです。文字通り全身全霊で作品と役に心血を注がれる、そのエネルギーと姿勢に、井浦新さんも、スタッフも、みんなが感動し、魅了されました。あるシーンでは柴田さんの迫真の演技に心を打たれ、エキストラさんたちが予定外に泣いてしまうこともありました。
その柴田さんを心底から慕い、「自分の限界を突破する」をスローガンにして食らいついていった新さんもまた最高でした。情に深いが配慮に欠ける。憎めない男だが能力は高くない。新さんにしか作れない、唯一無二の魅力あふれる主人公が誕生しました。
本当にたくさんの人に、この二人のマッチアップを目撃してもらいたいと思います。

大門剛明 コメント

ドラマ化すると聞いた際の気持ち

映像化されるのは率直に嬉しいです。作品を描くにあたっては、いくつも警察小説がある中でどうすれば違いを出せるかという点で苦労しました。考えたあげく、警察物と言っても芯のある面白い物語であることが大事であり、魅力ある人間たちを描いていくしかないという結論に達しました。主人公の刑事・川澄と引退した先輩刑事・柴崎の無骨な男同士の絆、夫婦・父と娘など家族の愛を描いたつもりです。自分の生み出した物語が多くの方の手によって新たな映像作品として生命を与えられていくのは面白く、時にはこう描くべきだったかと心地いい敗北感のようなものを抱くこともあります。井浦さんと柴田さんはとてもお洒落でスマートなイメージがあり、お二人ならきっと私の考えなかった川澄と柴崎を作っていただけると思いますので、期待感しかありません。楽しみにしております。

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読者の反応

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

“監督は「聖の青春」やドキュメンタリー「甲子園のない夏」などを手がけた森義隆、脚本は「連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~」の鈴木謙一が担う”/井浦新×柴田恭兵W主演作「連続ドラマW 両刃の斧」放送、現役刑事と元刑事が衝突 - 映画ナタリー https://t.co/Us4ODDG2sl

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