森田想主演「わたしの見ている世界が全て」マドリード国際映画祭で4部門ノミネート

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森田想が主演を務める「わたしの見ている世界が全て」が、7月20日より開催のスペイン・マドリード国際映画祭外国映画部門に正式出品されることがわかった。

「わたしの見ている世界が全て」

「わたしの見ている世界が全て」

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「わたしの見ている世界が全て」海外版ポスタービジュアル

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本作は、1人の力で生きてきたつもりの主人公・遥風が、母の死をきっかけに再会した兄姉との交流を通じて大切なものに気付いていく物語。森田が遥風を演じたほか、中村映里子中崎敏熊野善啓がキャストに名を連ねる。監督は「東京バタフライ」に続いて長編2作目となる佐近圭太郎が務めた。

なお本作はマドリード国際映画祭で主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、ヘアメイク賞にノミネートされた。さらにダラス・アジアン映画祭フィクション長編部門にも正式出品される。2023年の劇場公開を目指し、今夏に宣伝・配給に向けたクラウドファンディングが実施予定だ。佐近のコメントは以下に掲載した。

佐近圭太郎 コメント

タイトルにも込めましたが、私は自分から見えている世界だけを信奉し、その他の世界への想像力がない人や、そういった振る舞いに対してずっと違和感を感じてきました。というより、今作の制作を通して、自分が心の奥底で抱いていた“違和感に気づいた”というのが本音です。
“何かを成し遂げるためには犠牲は必要だ”と時折耳にするフレーズがあります。
これは自己犠牲の範疇ならば自由ですが、他者を巻き込んだ上で、これを前提化することは自己実現を目的とした欺瞞であり、ただの暴力でしかないぞ!という怒りに近い気持ちがふつふつと込み上げてきた結果、「わたしの見ている世界が全て」(英題:LONELY GLORY)という物語が立ち上がりました。
見えない所でみんなが色んな思いや葛藤を抱えて日々を生きてるし、それは決して他者から簡単に見えるものではない。そんな想いを込めた映画です。

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(c)2022 Tokyo New Cinema

読者の反応

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常山の住職 @CinemaCLAIRfan

森田想主演、佐近圭太郎監督"わたしの見ている世界が全て"、シネマクレールか、近辺のミニシアターで上映されるだろうって期待してたんだけど、3月31日公開から、未だに、中四国、上映も、上映予定も無し。26日からの塚口サンサン劇場での上映も厳しいし、何とか観たいと思うけど、厳しいか。 https://t.co/hLphmD4OM6

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