青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大らも監督作を引っさげ登壇、SSFF & ASIA 2022開幕

2022年6月7日 20:35 476 13 映画ナタリー編集部

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ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア（SSFF & ASIA）2022のオープニングセレモニーが、本日6月7日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催された。

ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア 2022オープニングセレモニーの様子。

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左からLiLiCo、柚希礼音、青柳翔、玉城ティナ、黒木瞳、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子。［拡大］

世界126の国と地域から集まった5720本のショートフィルムの中から、選りすぐりの約200作品が上映される本映画祭。第24回となる今年は「Meta Cinema～超える・見付ける・始まる」をテーマに、新たな映像表現や映画の楽しみ方を提案していく。その幕開けとなるオープニングセレモニーでは、多彩なゲストが登場し、各種プロジェクトの発表やショートフィルム上映を実施。また映画祭最終日に発表される最高賞「ジョージ・ルーカスアワード」に先駆け、各種アワード受賞作品が発表・表彰された。

さらに今年は、WOWOWによる「アクターズ・ショート・フィルム2」の5作品がジャパン部門にノミネートされている。同プロジェクトは予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作するもの。青柳翔が「いくえにも。」、玉城ティナが「物語」、千葉雄大が「あんた」、永山瑛太が「ありがとう」、前田敦子が「理解される体力」を監督しており、本日のセレモニーには5人そろって登壇した。

左から青柳翔、玉城ティナ。［拡大］

監督業の楽しさ・難しさについて聞かれると、青柳は「苦労はそんなにないですよ。もちろん悩んだりもしましたけど、それも含めて楽しかったので、スタッフさんやキャストの皆さんに助けられました」と晴れやかに語る。玉城は「編集が楽しかったです。難しさとやりがいと面白さが込められていました。撮影はスムーズでしたが、準備段階の衣装合わせや美術打ち合わせが難しかったですね」と述懐。伊藤沙莉とのダブル主演もこなした千葉は「自分で書いた脚本のはずなのに、誰が書いたんだろうというくらいセリフを覚えるのが大変でした（笑）。編集や音楽付けはいかようにもやりようがあったので、自分が伝えたいことを見極めるのは楽しくもあり難しくもありました」と振り返る。

左から千葉雄大、永山瑛太、前田敦子。［拡大］

役所広司を主演に迎えた永山は「脚本を書いたつもりだったけど、役所さんから『このメモのようなもの？』と（笑）。つたないものでしたが、それでも出演を承諾してくださって。細かく決めつけずに撮影に来てくださり、現場で起こるものを撮っていきました」と明かし、前田は脚本を手がけた根本宗子との打ち合わせに触れながら「まるでガールズトークをしているようで。これでいいのかな？という感じでしたけど、それを掘り起こして、すごく面白い女子同士の会話にしてくださいました」と感謝した。「アクターズ・ショート・フィルム2」全5作品はWOWOWオンデマンドで配信中。6月27日10時からはSSFF & ASIAの模様も含めたドキュメンタリーがWOWOWで放送される。

黒木瞳［拡大］

柚希礼音［拡大］

“バーチャル登壇”した別所哲也。［拡大］

そのほかセレモニーにはフェスティバルアンバサダーのLiLiCo、ミュージカルショートフィルム企画コンペティションプレゼンターの柚希礼音、U-25プロジェクトプレゼンターの黒木瞳、MCのこがけんと久代萌美が登壇。映画祭代表の別所哲也は“バーチャル登壇”の形で参加した。各アワードの結果は以下に記載している。

SSFF & ASIA 2022は4月28日から6月30日にかけてオンラインで開催中のほか、本日6月7日から20日まで東京・ユーロライブ、表参道ヒルズスペースオー、TORQUE SPICE & HERB TABLE & COURT、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、赤坂インターシティコンファレンスでも上映される。