死刑囚×教誨師のラブストーリー「俺を早く死刑にしろ！」シネマ・ロサで公開

映画「俺を早く死刑にしろ！」が、9月3日に公開される。

本作は、死刑になりたいがために人を殺した死刑囚・佐久間亘とそんな彼を救いたい教誨師・清水沙月が織りなすラブストーリー。反発していた佐久間の心に変化が訪れるが、やがて運命の日がやってくる。2020年開催の劇団バトルイベント「劇団EXPO」で受賞した舞台をもとにしており、クラウドファンディングでの支援を経て映画化された。

監督・脚本・原作は劇団チームエヌズ主宰の高山直美。佐久間役を大河ドラマ「いだてん」に出演した西村佳祐、沙月役を映画「あさひなぐ」の宮田祐奈が務め、新川千華、大熊花名実、幸将司、近藤郁、中野マサアキ、池田朋弘もキャストに名を連ねた。

YouTubeでは予告編が公開中。なお主題歌には不楽、足る。の「五月雨た空、忘れ去られた詩。」が使われる。

「俺を早く死刑にしろ！」は東京の池袋シネマ・ロサで上映。

高山直美 コメント

アイデアが浮かんだときに書くノートの一番はじめに書いてあった「心の無い男が心を手に入れて苦しむ話」という一文がこの物語の核になりました。
決して優しくは無く、痛くて激しい作品です。つねに怒りを抱えており死刑になりたいという利己的な理由で人を殺してしまった主人公がどう変化していくのか、またこんな主人公に関わらないといけない立場になったら自分ならどうするのか、そしてなにより、一体どんな大どんでん返しが待っているのかに注目して観てください。