高橋が自作「スカイハイ」の新シリーズとしてグランドジャンプにて連載した原作。舞台は臨死状態にある人間の魂がたどり着く、天空と地上の間の温泉旅館・天間荘だ。宿を切り盛りする姉妹のもとに、腹違いの末の妹が訪れるところから物語は始まる。
映画ではのんが三女たまえ、門脇が次女かなえ、大島が長女のぞみを演じた。監督を務めたのは2003年に映画・ドラマとして実写化された「スカイハイ」を手がけた
脚本は連続テレビ小説「エール」で知られる嶋田うれ葉が執筆。のんと「この世界の片隅に」、北村と「ダウンレンジ」で組んだ真木太郎がプロデューサーを務めた。映画は149分。現在、天間荘のPRを載せた映画公式サイトが公開中。「天間荘のご予約は2022年7月下旬ごろより開始させていただきます」という文言も確認できる。キャスト3名と北村、高橋によるコメントは下記に掲載した。
※高橋ツトムの高は、はしごだかが正式表記
のん コメント
「天間荘の三姉妹」の原作を読ませていただいた時、とても感銘を受けました。一瞬で奪われてしまった命。残された人達はどう受け止めれば良いのか、まだ終わっていないのです。原作に込められたメッセージは、ファンタジーの世界として描かれているからこそ強く届くものだと感じ、参加したい、と決めました。そして、素晴らしいキャストの皆様と演技を交わすことができる喜びもあり大興奮でした。
門脇麦 コメント
撮影で共に過ごす時間を重ねる度、本当の家族なんじゃないかと錯覚を起こすくらいに、ご一緒した方々の背中を見るだけで胸が熱くなる、そんな現場でした。幸せでした。大切な方と一緒に、大切な方を思い浮かべながら観ていただけたら嬉しいです。
大島優子 コメント
ついにこの映画の情報が解禁になったことを大変うれしく思います。いつだろうかと、ずっと楽しみにしていました。北村龍平監督と最初のディスカッションをしたときにこの作品への滾る思いと信じる思いなどを受け、とても興奮しました。それはこの作品の世界のような、現実ではないような現実、狭間の世界を実際に体感したのです。天間荘の三姉妹の長女として、みなさまの魂のお立ち寄り心からお待ち申し上げます。
北村龍平 コメント
生きること、死ぬこと、そして、その先の世界。高橋ツトムという比類無き才能が生み出した、魂の救済の物語。原作と出会ってからの長い長い旅路の果てに、優しく、切なく、温かい、とても特別な映画が生まれました。天間荘という宿に集まる「ワケあり」な人々。その一人一人をたまらなく愛おしく感じています。
ひとは生きていく。
いのちよりも長く。作り手の我々の想いを、観客のみなさんにお届けできる日を楽しみにしています。
高橋ツトム コメント
「スカイハイ」シリーズは死を扱うストーリーですが、描いていることは常に与えられた人生を精一杯生きるということです。「天間荘の三姉妹」をご覧になった方の1日が充実していただけたらそれ以上の喜びはございません。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“のんが三女たまえ、門脇が次女かなえ、大島が長女のぞみを演じた。監督を務めたのは2003年に映画・ドラマとして実写化された「スカイハイ」を手がけた北村龍平”/のん、門脇麦、大島優子が3姉妹に!高橋ツトムのマンガ「天間荘の三姉妹」実写映画化 - 映画ナタリー https://t.co/rZ6PD6Wc1Y