「
本作は、解散が決まったアマチュア交響楽団・弥生交響楽団が最後のコンサートに臨む姿を描いた音楽エンタテインメント。檀が楽団主宰者の花村理子を演じ、監督と脚本を水谷が担当した。水谷は理子の音大時代の恩師である指揮者・藤堂謙役でキャストとしても参加する。
イベントでは、長野県松本市にある松商学園高等学校の吹奏楽部がオープニングアクトとして「ボレロ」を演奏。檀は「素晴らしい演奏をありがとうございました。思わず、撮影当時、キャストの皆さんが『ボレロ』を演奏していたのを思い出してしまいました」と絶賛し、水谷も「感無量ですね。まさかこのような素晴らしい歓迎が待っているとは思わなかったので、本当に感激しておりますし、もう東京に帰ってもいいかなと思っています(笑)」と述べ笑いを誘った。
本作のロケ地である松本市を約1年ぶりに訪れた檀は「コロナで撮影が1年延期になったのですが、松本の方は協力的で温かくこの映画を見守ってくださいました。この『太陽とボレロ』が無事に撮影できたのも松本の皆さんあってこそだと思います」と感謝を伝える。水谷は「この作品に必要だったのは、自然が近くにあること。山、川、緑、そして風を感じられる街がいいということで撮影監督と相談し、すぐに松本に決まりました。本当に松本にしてよかったと思いました」と撮影を振り返った。
松商学園高等学校の生徒から「キャストの方は映画の中で本当に演奏しているのですか?」と質問を受けた水谷は、「本当に演奏しています。吹替を使わないと事前にキャストに伝えていたので、コロナで撮影が延びた1年、役者の方は皆さん必死に練習してくれました」と回答。檀は「役者の方は、プロの方に交じって演技もしながら演奏しているので、大変だったと思います。息遣いも体の使い方も、本当に演奏しているからこそ出るものだと思います。皆さんがんばっていましたが、私は演奏していません(笑)」と答え会場を沸かせた。
最後に檀は「弥生交響楽団のメンバーは音楽が大好きで、それに向かって必死に生きている、本当に素敵な、個性あふれる人たちです。生きているといろんな大変なこともありますが、明日への希望を信じて一生懸命に生きている人々の姿をぜひ劇場でご覧いただければと思います」とアピール。水谷は「1年前に撮影に来て、そして1年経った今作品ができあがって、プロモーションで松本に来ています。今日ここに立って改めて思ったのは、本当に松本にふさわしい映画ができたなということです。ありがとうございました」と語り、イベントを締めた。
「太陽とボレロ」は6月3日より全国ロードショー。
※記事初出時、一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正します
関連記事
檀れいの映画作品
リンク
長野ニュース @naganonews
檀れいが吹奏楽部の演奏を絶賛、水谷豊「太陽とボレロ」は「松本にふさわしい映画」(イベントレポート) - ナタリー
https://t.co/W7bXMHIBS9