「キングダム2」羌瘣役は清野菜名、アクションシーン収めたPV解禁

「キングダム2 遥かなる大地へ」に清野菜名が出演することが明らかに。2作目で初登場となる羌瘣（きょうかい）を演じている。

原泰久によるマンガを佐藤信介が実写化した本作は、中国春秋戦国時代を舞台に大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指すのちの秦の始皇帝・嬴政（えいせい）の姿を描いた歴史エンタテインメント。2019年4月に公開された前作は、興行収入57億3000万円というヒットを記録した。山崎賢人が信、吉沢亮が嬴政、橋本環奈が河了貂を続投する。

羌瘣は1000年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族・蚩尤（しゆう）の1人。特殊な呼吸法を操る巫舞（みぶ）により、その身に神を堕として舞を踊るように戦うキャラクターだ。アクション俳優として「東京無国籍少女」「少女は異世界で戦った」などに参加してきた清野。何カ月も剣捌きを練習し撮影に臨んだそうで「目標は羌瘣の舞の様な独特なリズムで敵を薙ぎ倒していく『人間離れした動き』。それを常に意識しながらアクション部の皆さんと身体の細部まで一から作り上げていきました」と述懐する。また撮影を「生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました。思い出すだけで目の奥が熱く戦闘モードになりそうです。格好良い羌瘣を目指して挑みましたので楽しみにして頂けると嬉しいです！」と振り返った。

前回に引き続き脚本で参加している原は「原作では特殊な剣技で漫画的強さを披露する羌瘣。演じられるのは本当に大変だと思いましたが、卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌瘣そのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌瘣が出てくるだけで涙が溢れました」と絶賛。佐藤も「暗殺者、羌瘣の闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。それでいてどこか、そこはかとない愛らしさがあって、信がそう願ったように、いつかまた会いたいと思ってしまう。思い描いていた羌瘣が、目の前に居ました」と語っている。プロデューサーの松橋真三、アクション監督の下村勇二によるコメントは下記の通り。YouTubeでは羌瘣のアクションシーンを収めた映像が公開中だ。

このたびストーリーも解禁。舞台は嬴政が玉座を奪還した戦から半年後で、隣国・魏の侵攻によって巻き起こる“蛇甘平原（だかんへいげん）”の戦いが描かれる。初陣に歩兵として向かうことになった信。しかし戦績もない信は、同郷の尾兄弟、頼りない伍長・澤圭、子供のような風貌をした羌瘣と最弱の伍（5人組）を組むことになってしまう。魏の総大将は、かつての秦の6大将軍に並ぶとうわさされる軍略に優れた呉慶（ごけい）将軍。かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・藨公（ひょうこう）将軍だ。完全に後れを取った秦軍は、有利とされる丘を魏軍に占拠され戦況は最悪。そして信が配属された隊を指揮する縛虎申（ばくこしん）は、無謀とも言える突撃命令を下す。

「キングダム2 遥かなる大地へ」は2022年夏に全国公開。

※山崎賢人の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

清野菜名コメント

「キングダム2 遥かなる大地へ」羌瘣役で出演します。
生きる目的は復讐。仇を取るため緑穂（りょくすい）と共に何ヶ月も剣捌きの練習をしました。
目標は羌瘣の舞の様な独特なリズムで敵を薙ぎ倒していく「人間離れした動き」。
それを常に意識しながらアクション部の皆さんと身体の細部まで一から作り上げていきました。
撮影では、生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました。
思い出すだけで目の奥が熱く戦闘モードになりそうです。
格好良い羌瘣を目指して挑みましたので楽しみにして頂けると嬉しいです！

原泰久 コメント

「キングダム2」にて、ようやく羌瘣の登場です。
原作では特殊な剣技で漫画的強さを披露する羌瘣。
演じられるのは本当に大変だと思いましたが、卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌瘣そのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌瘣が出てくるだけで涙が溢れました。
早く皆さんにもスクリーンで観ていただきたいです。

松橋真三 コメント

羌瘣に相応しいのはそのルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養が必要です。さらに、キャラクターの持つ哀しみを表現できる高い演技力も求められます。大人気キャラクターですのでプレッシャーも相当と思われましたが、全てをはねのけてファンを納得させられるのは、清野さんしかいないと思いました。

佐藤信介 コメント

清野さんには、無表情の中からも、秘められた物語が感じられました。静かな微笑みの中から、哀しみが感じられました。暗殺者、羌瘣の闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。それでいてどこか、そこはかとない愛らしさがあって、信がそう願ったように、いつかまた会いたいと思ってしまう。思い描いていた羌瘣が、目の前に居ました。

下村勇二 コメント

蚩尤である羌瘣が使う暗殺術がただの剣術アクションにならないように、古武術やウエイブなどの身体操作を取り入れ説得力ある動きを目指しました。清野さんはアクションセンスが本当に素晴らしく、ポテンシャルの高さを感じました。アクション練習というよりは修行に近かったですね（笑）。結果、普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることの出来ない実写オリジナルの羌瘣が誕生したと思います。