40年連れ添った夫婦の岐路描く「なん・なんだ」予告、高橋伴明も推薦

「テイクオーバーゾーン」で知られる山嵜晋平の新作「なん・なんだ」の予告編がYouTubeで公開された。

本作は40年連れ添った夫婦を軸に、歳を重ねた男と女が「なんなんだ」と苛立ち、迷いながら道を探す姿を描いた物語。「痛くない死に方」の下元史朗が妻の浮気を知り途方に暮れる夫・三郎、「四季・奈津子」の烏丸せつこが交通事故で昏睡状態になってしまう妻・美智子を演じたほか、佐野和宏、和田光沙、吉岡睦雄、外波山文明、三島ゆり子もキャストに名を連ねている。

予告には妻の浮気相手と対峙する三郎の姿も。「俺たちってなんだったんだ。肝心なことは何も知らないで」「40年なんだったんだろうね」という三郎と美智子のセリフも確認できる。映画監督の高橋伴明は「ばらばらの家族、なのに確り繋がっている家族。これは“赦し”の映画なのだろうか。だとしたら、赦しが孕む残酷さに泣けるのかもしれない」とコメントを寄せた。

「なん・なんだ」は1月15日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開。