実写映画「メタモルフォーゼの縁側」芦田愛菜と宮本信子がBLマンガ語らう親友同士に

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実写映画「メタモルフォーゼの縁側」で芦田愛菜宮本信子がメインキャストを務めることが明らかに。2011年公開作「阪急電車 片道15分の奇跡」に孫と祖母の役で出演していた2人が10年ぶり、2度目の共演を果たした。

「メタモルフォーゼの縁側」

「メタモルフォーゼの縁側」

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「メタモルフォーゼの縁側」原作1巻書影 (c)2018 Kaori Tsurutani/KADOKAWA

「メタモルフォーゼの縁側」原作1巻書影 (c)2018 Kaori Tsurutani/KADOKAWA[拡大]

鶴谷香央理による同名マンガを実写化した本作は、BLマンガを通して出会った17歳の女子高生と75歳の老婦人の友情を描いた物語。人付き合いが苦手でBLをこっそり読むのが毎日の楽しみな佐山うららを芦田、夫に先立たれ孤独に暮らす市野井雪を宮本が演じた。芦田は久々の共演を「今回はお友達役として再びご一緒できてとても嬉しかったです」と喜び、宮本も「あの頃は私の手の中に小さな手がスッポリ入ったんです。今回の共演は嬉しく楽しみにしておりました」と語っている。

物語はうららがアルバイトをする本屋で、雪がBLと知らずきれいな表紙に惹かれてマンガを買うことから始まる。初めての世界に驚きつつも、男子たちの恋物語にすっかり魅了されてしまう雪。あるときBLコーナーで出会った2人は、それぞれが閉じ込めていたBLへの愛情をあふれさせる。それからは雪の家の縁側に集まり、BLを読んではその魅力を語り合うようになった2人。そしてうららと雪はある挑戦を決意する。

監督を務めたのは「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔。「阪急電車 片道15分の奇跡」も手がけた岡田惠和が脚本を担当している。撮影はすでに終了しており、映画は2022年初夏に全国公開。鶴谷によるコメントも下記に掲載した。

芦田愛菜 コメント

オファーを頂いたときに原作を読ませていただきました。読めば読むほどあったかくて元気になるような、愛おしくて抱きしめたくなるような作品だと思いました。
宮本さんとは10年前は孫役として共演させていただき、今回はお友達役として再びご一緒できてとても嬉しかったです。
宮本さんはご自身が納得いくまで台詞を合わせたり、現場を動かれている姿が印象的で、一緒にお芝居をさせていただくと私自身も頭で考えるのではなく自然に体が動いていき、うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします。

宮本信子 コメント

最初にお話しを頂いたとき、まず「“BL”とは何のことですか?」と質問させて頂きました。
原作を読ませていただき、鶴谷さんの絵があたたかくて、やさしくて、素敵でした! 隅々までいいんですもの。
雪さんも魅力的な人物なので、岡田さんが書かれた台詞と共に、少しでも雪さんに近づけたらと思いました。
お相手の愛菜さんとは10年前、おばあさんと孫として共演しました。
あの頃は私の手の中に小さな手がスッポリ入ったんです。
今回の共演は嬉しく楽しみにしておりました。

鶴谷香央理 コメント

初めて企画書をいただいた時は、嬉しくてしばらく鞄に入れていました。プロット、台本といただくうちに、映画というのは、大勢の人のその場の工夫によって組み上げられ、変化していくものだと体感することができました。私が垣間見たその過程は、山あり谷ありの中でも誠実で、ひとつひとつが輝いていて、映画への憧れが大きくなるばかりでした。最後にどんな作品ができあがるのか、今から本当に楽しみです。

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(c)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

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原作:鶴谷香央理(KADOKAWA)

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