「
本作は時代劇オタクの女子高生ハダシが、仲間を巻き込み映画制作に奮闘するさまを描いたSF青春ストーリー。劇中の映画部と同様、本作の出演者たちも一致団結していた現場だったようで、ハダシ役の伊藤は「同じ方向に走っていくためには仲良くなるのが大事。自分の役作りとかではなく、とにかくみんなとしゃべって、同じ思いかどうか確かめることを大切にしました」と座長としての心構えを振り返った。
そんな伊藤に対し、映画部メンバーを演じた共演陣は次々と感謝を伝える。金子は「みんなの中心になって明るく話しかける姿はハダシがそこにいるようで、みんな『ハダシのために』という思いがありました」、河合も「万理華ちゃんの作品に懸ける思いがハダシと同じように熱かった」と述懐。祷は「試写のあと、とにかくまりっかに会わなきゃ!という気持ちになって。とにかく顔だけ見させて!と電話したら、本当に駅まで来てくれて握手しました(笑)」と明かす。伊藤は「こんなに褒められることない」と小声になりながら、「引っ張ったというより、みんなが押し上げてくれた感じ。『ハダシ、行ってこい!』と背中を支えてくれていたので、皆さんがいなかったら成立していません」と思いを口にした。
本作は東京国際映画祭をはじめ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、スペイン、オランダ、ドイツなどの国際映画祭に続々と出品されている。世界地図と出品国がスクリーンに映し出されると、キャスト陣は大興奮。松本が「海外レビューで『映画部に1人老けた人がいてユーモアがある』と。そういうユーモアって通じるんだなあと発見がありました」と話すと、最年長の板橋は「俺その国に行きます!」と前のめりになる。そして板橋は「青春って情熱だと思っていて。青春や情熱は一瞬しかなくて、でもその輝きは永遠で。一瞬の永遠が凝縮されたまま映像になっていて気持ちいい映画です」と本作を熱くアピールした。
コロナ禍により撮影中断などの困難もあったが、松本は「ここまで来られてよかった。すべての映画がそうだと思いますが、今このときのみんなを映せて、それを観てもらえることがうれしい。目に焼き付けてください」と安堵の表情に。伊藤は「好きという気持ちの初期衝動を思い出したり、まだ一歩踏み出せてない人への励みになるとうれしい。未来につながる作品になっていると思うので楽しんでください」と呼びかけた。
「サマーフィルムにのって」は8月6日に東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国で公開。
映画ナタリー @eiga_natalie
「サマーフィルムにのって」伊藤万理華、金子大地ら“青春”走り抜けた仲間に感謝(写真15枚)
https://t.co/180B2RdRlV
#サマーフィルムにのって #伊藤万理華 #金子大地 #河合優実 #祷キララ #小日向星一 #池田永吉 #篠田諒 #ゆうたろう #板橋駿谷 #松本壮史 https://t.co/tGVezH6wWa