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マーベル・スタジオ新作「ブラック・ウィドウ」の公開を祝し実施された同イベント。2019年公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」が上映されたのち、「ブラック・ウィドウ」で“母”メリーナを演じた
「アントマン」シリーズで友人ルイスに声を当てている小杉は、この日MCとして登場。「僕の声ですみません!」と恐縮しつつも「アベンジャーズ、アッセンブル!」というキャプテン・アメリカの名ゼリフで声優たちを呼び込んだ。
スパイダーマン役の榎木は、「エンドゲーム」から2年を経てマーベル・スタジオの最新作が劇場公開されることについて「ファンの皆さんが一番このときを待っていたんじゃないかと思います」とコメント。ハルク役の宮内は「2012年から『アベンジャーズ』シリーズで吹替をやらせてもらい、毎年のようにお仕事をいただいていたので、2年は長かったな」としみじみ振り返る。さらにドクター・ストレンジ役の三上は「僕はまだ新参者。これから新しいものも始まって、ストレンジもどんどん出てくるのかなとわくわくしています」と話した。
「エンドゲーム」の中での、ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフのお気に入りシーンを聞かれた声優陣。榎木は「やっぱり一番衝撃的なのは“あそこ”ですけど……」と、彼女が大きな決断をするシーンに触れつつ「シーンというより戦い方が好き。超人的な能力のヒーローが多い中、わりと肉弾戦をしている」と答える。宮内と三上は、アベンジャーズ基地での彼女の姿を挙げ「ナターシャの内面が出ているところがある。スティーブ(キャプテン・アメリカ)との会話で、やっとアベンジャーズという居場所を見つけたのにこんな状況になったから、乗り越えるための努力をしていると言って涙を1粒流すんです」「1人で背負っている感じが、アベンジャーズを家族として大事にしているなと思った」と説明した。
また「ブラック・ウィドウ」への期待を聞かれた宮内は「ハルクとしては、やっとナターシャの過去が明らかになるな、と。ハルクの心の傷を癒やしてくれたナターシャが、どういう経緯でアベンジャーズに入って、どうやって戦ってきたのかを知れる機会だと思う」と回答。小杉に「(ハルクがナターシャを)ほんまに好きなんか?みたいな空気あったじゃないですか」と振られた宮内は「(心通わせる描写が)あったんですよ! あったんだけども……」と熱っぽく語り、「宮内さん自身が(ナターシャを)好きになってますよ! 元カノのことをしゃべる顔になってましたよ」と笑われていた。
終盤では明日7月7日の七夕にちなみ、“それぞれが演じたキャラからブラック・ウィドウへの思いを短冊に込める”というテーマで、声優陣が自身のコメントを発表していった。スパイダーマンの気持ちを想像して「強いお姉さん、大好きです!」と短冊に書いた榎木は「僕自身も強いお姉さん大好きなので。もう殴られたいですね(笑)」と告白して小杉を驚かせる。
宮内は「ハルクの心を溶かしてくれたナターシャ。君がいたから強くなれた。今後は君の心の傷を癒やしてあげたい」という感動的な言葉を読み上げるも、何度か噛んでしまい読み直すことに。さらに三上が「一度も逢わずにいってしまったあなた。今回の活躍に胸を熱くしています」と読み上げると、会場はしんみりした空気になる。最後に振られた小杉は「一度でいいから会ってお話してみたかったな! いや、別に話さなくてもいいから会いたかった! 会うだけってのも寂しいな、何かごちそうしたかった! スイーツがいいな! ワッフル食う?」とルイス風にまくし立てた。
そして榎木が最後の挨拶として「ついにMCU映画が新たなフェーズに突入します。この『ブラック・ウィドウ』を皮切りにさらにたくさんの作品が映像化されていくので、皆さんにはまずはこれを劇場で楽しんでもらって、もっとマーベルを盛り上げていただけたら」と話し、イベントを締めくくった。
「ブラック・ウィドウ」は、7月8日から全国で上映。7月9日にはディズニープラスの「プレミア アクセス」で配信される。
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さけたらこ @saketara
ハルク役声優の宮内敦士、ブラック・ウィドウを思い「君がいたから強くなれた」(写真17枚) https://t.co/gO4DnsUYhb