大岡昇平の同名小説をもとにした本作は、第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島で飢えや孤独、恐怖に苛まれながらさまよい歩く兵士・田村の体験を描く物語。塚本が田村に扮し、
戦後70年にあたる2015年7月に公開されて以来、毎年夏にスクリーンにかけられている「野火」。戦後76年の今年は東京都内での上映に塚本が登壇するほか、劇場とオンラインでつながるリモートトークも実施予定だ。各劇場のリモートトーク実施の有無や日時などの詳細は、劇場の公式サイト、「野火」の公式サイトおよびSNSで随時発表される。
塚本は「ウイルスの蔓延で世界のありようは大きく変わりましたが、世の中はよりエキセントリックにギスギスしてきていると感じます」と述べ、「長い間戦争をしない国でいられた日本は、すでに大きく様変わりして止めることが困難になってきた状況ですが、皆がほんとうに望む方向に正確に進んでくれることを願うばかりです。『野火』はその一助になると信じています」とつづった。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
塚本晋也 コメント
「野火」。今年で7年目の上映になります。
毎年多くの劇場さんが上映してくださること、
多くのお客様が劇場に足を運んでくださること、
あらためて喜びと感謝の念が溢れてきます。
今の世の中に「野火」が必要と思ってくださっている証と思います。
ウイルスの蔓延で世界のありようは大きく変わりましたが、
世の中はよりエキセントリックにギスギスしてきていると感じます。
長い間戦争をしない国でいられた日本は、すでに大きく様変わりして止めることが
困難になってきた状況ですが、皆がほんとうに望む方向に正確に進んでくれることを
願うばかりです。
「野火」はその一助になると信じています。
「野火」を、せひ今年も、劇場で、体感くださいませ。
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