「ベルリン・アレクサンダープラッツ」の予告編がYouTubeで解禁された。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによってテレビ映画化もされた小説「ベルリン・アレクサンダー広場」を現代版にリブートした本作。アフリカからヨーロッパを目指す不法移民フランシスを軸に、現代社会が抱える貧困、格差、人種差別の問題を約3時間にわたって描く。
予告編には難民の過酷な生活にもがきながらも善人になることを誓うフランシスの姿が。しかし、フランシスは裏社会に生きる狡猾なドイツ人男性ラインホルトの手引きで犯罪に手を染めていく。また友人を通して出会った女性ミーツェと惹かれ合う様子も。ウェルケット・ブンゲがフランシス、アルブレヒト・シュッヘがラインホルト、イェラ・ハーゼがミーツェを演じた。
原作小説の主人公であるフランツ・ビーバーコップと、現代のベルリンに生きる黒人の難民たちの姿が重なったと語る監督の
第70回ベルリン国際映画祭に正式出品された「ベルリン・アレクサンダープラッツ」は5月20日よりMIRAIL、Amazon Prime Video、U-NEXTで配信。税込1500円で視聴可能だ。
※「ベルリン・アレクサンダープラッツ」はR15+相当作品
ブルハン・クルバニ コメント
原作の「ベルリン・アレクサンダー広場」を読んで僕は育ちました。ベルリンに引っ越したとき、近くの公園には金持ちも黒人もいて、ただ麻薬のコミュニティは黒人の難民がほとんどでした。格差を目の当たりにし、僕は彼らに焦点を当てた物語を作りたいと考え、頭の中で難民の物語とフランツ・ビーバーコップ(「ベルリン・アレクサンダー広場」の主人公)の物語が重なりました。自慢のチームと役者たちが作った、旅をするような映画です。本作はドイツ人社会と難民の話で、そこには闇が存在する。しかし結末には希望の見える話になっています。楽しんでください。
マサ・ッそ凸 @masassoDECO
ドイツ人社会と難民の闇描く現代版「ベルリン・アレクサンダー広場」予告解禁(コメントあり) https://t.co/MO9H1zDWCt