細田守の新作「竜とそばかすの姫」初映像が公開、主人公は歌えなくなった女子高生

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細田守の最新作「竜とそばかすの姫」より初映像となる特報がYouTubeで公開。あわせてティザービジュアルとストーリーが解禁された。

「竜とそばかすの姫」ティザービジュアル

「竜とそばかすの姫」ティザービジュアル

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本作は細田が監督・脚本・原作を担当し、スタジオ地図が企画・制作する劇場アニメ。全世界登録アカウント数50億超のインターネット仮想世界「U」が舞台となるのは既報の通り。このたび過疎化が進む高知の田舎町で父親と暮らす17歳の女子高生・すずが主人公となることが明らかになった。細田が女子高生を主人公に据えるのは、「時をかける少女」以来15年ぶりだ。

幼い頃に事故で母親を亡くし、心に傷を抱えて生きるすず。彼女は母と一緒に歌うことが何よりも好きだったが、その死を境に歌うことができなくなっていた。父親にも心を閉ざし、曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、すずは“もうひとつの現実“と呼ばれるUと出会う。「ベル」という名のアバターで参加した彼女も、Uでなら自然と歌うことができた。もう1人の自分となり、心に秘めてきた歌を披露することで世界中から注目を集めるすず。そんな彼女の前に、Uの世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。

細田にとって本作はアニメーション映画監督になる以前から「ずっと創りたいと思っていた映画」だという。「いつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います」と語っている。

特報では、すずが住む高知の自然豊かな夏の風景と仮想空間・Uのカットが多数公開。Uを浮遊するたくさんのアバターやすずのアバターであるベルの姿、そして謎の存在・竜の表情も切り取られた。「サマーウォーズ」「バケモノの子」など、これまでの細田作品でモチーフの1つになってきたクジラの尾びれも登場する。

「竜とそばかすの姫」は2021年夏に全国ロードショー。

細田守 コメント

この「竜とそばかすの姫」は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。

僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。

去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。

その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。

圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、それを今作で楽しんでいただければと思います。

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