「ひとくず」は、子供時代に母親の恋人から虐待されて育った金田が、空き巣に入った家で育児放棄されている少女・鞠に出会い、彼女を救おうとするさまを描く人間ドラマ。上西が主演・監督・脚本・編集・プロデュースを担当し、
「ねばぎば 新世界」は、大阪・新世界を舞台に、人々の個性や人情を描くアクションドラマ。赤井と上西のほか、
今回の受賞にあたり、上西は「『ひとくず』はコロナ禍と言う土砂降りの中を全力で駆ける馬の様に思います」「多くの新しき方々に劇場に足をお運び頂いて大いなる感謝と言葉で表現出来ない程の幸せを感じております」とコメント。WICA主催者のカール・トゥニーは「上西雄大監督は毎回とてもクオリティの高い映画を作るので、我々映画祭グループの審査員全員が彼の映画制作者としての技量にとても関心を持っている」と評価を述べた。
なお「ひとくず」は本日1月31日から東京・ユーロスペースで再アンコール上映が実施されており、2月以降全国で上映。「ねばぎば 新世界」は2021年内の公開を目指している。
※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記
※記事初出時、内容に誤りがありました。お詫びして訂正します
上西雄大 コメント
映画「ひとくず」はコロナ禍と言う土砂降りの中を全力で駆ける馬の様に思います。
その背に僕が虐待の現実について知った夜、心を乱し、様々な激しい感情の置き所を求め書き、救いを求めた想いや僕等の演者としての意義を背負い、今日も劇場のスクリーンを走り、観て頂ける方々に多くの想いを届けています。
この作品との旅はとても多くの事に心を震わせ続きます。
映画祭から頂くローレルはこの馬の鞍に飾らせて頂き、この馬の使命に力を添えて頂きました。
そして、今多くの方に何度も劇場にお越し頂き、また今日もこの馬との出会いに多くの新しき方々に劇場に足をお運び頂いて大いなる感謝と言葉で表現出来ない程の幸せを感じております。
そして、映画「ひとくず」が一人でも多くの方と出会える旅を続ける為、劇場様方にスクリーンを与えて頂ける事を心から願い、この馬との旅を雨が止み揚々と高く陽が輝く青空の日までやむことなく走り抜けようと、また今心に固く誓いました。
カール・トゥニー(WICA主催者)コメント
上西雄大監督は毎回とてもクオリティの高い映画を作るので、我々映画祭グループの審査員全員が彼の映画制作者としての技量にとても関心を持っている。
彼はとてもスキルの高いフィルムメーカーである。彼の映画は非常に良くできており、受賞に値すると思う。審査員一同、また私自身も毎回彼の新作を非常に楽しみにしている。
KJ🍊 @Kozzy17
おめでとうございます✨
#ひとくず
上西雄大の「ひとくず」がWICA外国映画部門で作品賞&主演男優賞(コメントあり) https://t.co/aNSHd8nRbG