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上西雄大の監督&主演作「ひとくず」がミラノ映画祭でグランプリ、3月公開決定

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上西雄大が監督および主演を務めた「ひとくず」が、イタリア現地時間12月7日に閉幕したミラノ国際映画祭で最優秀作品賞と外国語映画部門の最優秀男優賞を受賞。3月14日より公開されることが決まった。

子供時代に母親の男から虐待されて育った主人公・金田を上西が演じた本作。空き巣に入った家で育児放棄されている少女・鞠と出会った金田は、少女の母親・凜もまた親の愛を受けずに育ったと知る。共演には鞠役の小南希良梨、凜役の古川藍に加え、徳竹未夏、堀田眞三飯島大介田中要次木下ほうからが名を連ねた。

人と人とのつながりを描いてきた劇団テンアンツ代表の上西は、児童精神科医の楠部知子から「虐待をしてしまう大人もまた傷付いている」という実態を耳にしたことをきっかけに本作を制作。受賞および公開決定に際し、「この映画は虐待という残酷な事実に向けた僕の想いでした。この映画は製作後、多くの良心とめぐり合わせてくれました。その映画『ひとくず』が賞を頂き心から感謝を致します」とコメントしている。YouTubeでは特報映像が公開中だ。

本作は、5月にフランスで行われたニース国際映画祭でも外国語長編映画部門の主演男優賞を上西が、助演女優賞を古川がそれぞれ受賞。6月には第2回熱海国際映画祭で最優秀監督賞に上西、最優秀俳優賞に小南が選ばれた。

「ひとくず」は東京・ユーロスペースほか全国で順次ロードショー。

上西雄大 コメント

児童相談所の嘱託医の先生に悍ましい虐待の事実をお聞きし、その夜眠れず一晩で脚本を書きました。
この映画は虐待という残酷な事実に向けた僕の想いでした。
この映画は製作後、多くの良心とめぐり合わせてくれました。
その映画「ひとくず」が賞を頂き心から感謝を致します。
来年公開へ向けより深く想いを埋める事が出来ました。
ありがとうございました!

(c)上西雄大

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