明日12月16日からダウンロード先行販売、1月8日にソフトが発売される「
劇場公開時には字幕版のみだったが、デジタル配信とソフトには日本語吹替版を収録。田村は「公開前には収録を終えていたので。ようやく世に出るかという喜びがあります。とにかく早く皆さまに聞いてほしかったです」と喜びを語り、櫻井は「僕もドキドキしています。やはり字幕と吹替では印象が違うので、ぜひとも見比べていただきたいですね。ただ、クリストファー・ノーラン監督の作品には熱狂的なファンが多いので、プレッシャーもありました」と胸中を明かした。
吹替版の収録時を「セキュリティが厳しく、限られた映像で、人物しかわからない状態でした。だから画面を観ても何が起こっているのかわからなかった」と苦労を語る田村に、「めちゃくちゃやりづらかったです(笑)」と同意した櫻井。そんな厳戒態勢の中での役作りについて、田村は「かなりの訓練を積んだ特殊工作員なんで、淡々と任務をこなすんだと。実際のジョン・デイビッド・ワシントンの声も、肩肘が張っていなくて、本当に穏やかなんです」「武骨な感じがあるので、声が低いイメージもありますけど、実は柔らかい声をしている。収録では毎回彼のセリフを聞き直して、そこに合わせるようにやっていました」と振り返った。
一方、櫻井は「ロバート・パティンソンって背が大きいし、あごのラインもしっかりしている。声のトーンも、高いような低いような、ちょっと不思議な音色の声をしているんです。それでいて、ちょっと影があって色っぽい」と分析し、「彼の声は何度かやらせていただいているというアドバンテージがあったので、今回は作品の難しさの方に集中して収録をすることができました」と述懐。そして、「トワイライト」シリーズなどでもパティンソンの声を担当してきた櫻井は「彼の変化というか、俳優としての道のりをたどっていく楽しみはありますね。彼も歳を経て、深みのある役や、ちょっぴりクセの強い、アクの強い役をやったりしていますが、でも今回のニールはひとつの転機になるんじゃないかなと思いました」と述べた。
最後に、田村は「吹替版は原音を忠実に再現することを目指しました。声優たちの技術を集めて作りあげたものなので、ぜひそこに注目して、吹替版も字幕版も交互に観ていただきたいですね」とファンに向けてアピール。櫻井も「この作品は2回目の鑑賞が1回目となる作品です。1回観ただけではわからない部分もありますし、エンディングを見てスタートラインに立てるようなところがあって、繰り返し楽しめる作品だと思います」とメッセージを送った。
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