1920年代から活躍したハーマン・J・マンキーウィッツは映画監督ジョゼフ・L・マンキーウィッツの実兄であり、ハリウッドで90本以上の脚本を手がけた人物。彼がアカデミー賞脚本賞を受賞した「市民ケーン」は、撮影ではウェルズが手を加えた完成稿が使用されており、“歴史的名作の真の著者”は誰なのかと論争が巻き起こった作品だ。また時のメディアを牛耳っていた新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにした映画であることから、劇場公開までさまざまな紆余曲折があったことでも知られる。
「Mank/マンク」ではアルコール依存症に苦しみながら「市民ケーン」の執筆を急ぐハーマン・J・マンキーウィッツの目を通して、1930年代黄金期ハリウッドの実相を描き出す。フィンチャーの亡き父親で作家・エッセイストであったジャック・フィンチャーが遺した脚本をもとにしている。
じろさん(じろともトン) @jirotomoton
フィンチャーが「市民ケーン」脚本家描く新作Netflixで12月配信、映像も解禁 - 映画ナタリー
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