「異端の鳥」ステラン・スカルスガルドらが作品の“核”語るインタビュー映像

「異端の鳥」に出演しているステラン・スカルスガルドらのインタビュー映像がYouTubeで公開された。

ポーランドの作家イェジー・コシンスキの小説「ペインティッド・バード」を、チェコ出身のヴァーツラフ・マルホウルが実写化した本作。ホロコーストから逃れるため東欧に疎開した少年が、周囲の人間たちにひどい仕打ちを受けながらも生き延びようとするさまが描かれる。主人公の少年を新人のペトル・コトラールが演じた。

解禁となった映像内には、主人公が行く先々で出会う大人たちに扮したスカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、ウド・キア、バリー・ペッパーのインタビューを収録。面倒見のいいソ連の狙撃兵ミートカを演じたペッパーは「少年を虐待する者もいれば助ける者もいる。そんな中で少年がいかに学び、成長し、世間を観察しているのか。“異端の鳥”としての少年を描いている」と本作を紹介する。

スカルスガルドはナチスの年老いた兵士ハンスを演じた。「どんな人間も善と悪のどちらかに分けるのはよくない。人にはいろんな面があるんだ。環境や生い立ちが影響するものだしね」と、すべての登場人物に通じる“人間の心理”について語っている。

「異端の鳥」は10月9日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

※「異端の鳥」はR15+指定作品