劇場版「荒野のコトブキ飛行隊」が完成、鈴代紗弓「まっさらな気持ちで楽しんで」

「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」の完成披露上映会が東京・TOHOシネマズ 池袋で8月22日に行われ、キリエ役の鈴代紗弓、エンマ役の幸村恵理、ケイト役の仲谷明香、レオナ役の瀬戸麻沙美、ザラ役の山村響、チカ役の富田美憂がリモート舞台挨拶に登壇した。

荒野が広がる世界イジツを舞台に、女子だけで編成されたスゴ腕パイロット集団“コトブキ飛行隊”の活躍を追う本作。劇場版では、2019年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ全12話を再構成した総集編に新作エピソードが加えられた。

完全版が劇場上映されることについて聞かれると、鈴代は「テレビシリーズの第1話先行上映会を劇場で観たときから、毎週劇場で観たいと思っていたので、こういう素晴らしい環境で皆様にご覧になっていただけるのが本当に幸せです」とコメント。仲谷は「純粋な『コトブキ』ファンとして公開を待っていたので、今すぐ皆さんのいる劇場に行きたいくらいです」と熱い思いをのぞかせる。

追加された約15分の新規カットについては、幸村が「一番の見どころは小さいころのエンマちゃんで、とてもかわいいんです」と言及し、事前の試写会でも「エンマちゃんかわいい……」と盛り上がったという話を明かした。また完全版の見どころを、瀬戸は「撃墜された富嶽が穴に吸い込まれるシーン」と答え、「動が静に切り替わる瞬間を観てください」と紹介。富田は「チカとキリエの喧嘩シーン」をアピールし、「劇場の音響だと2人が喧嘩中に何を言っているのかよくわかると思います」と劇場ならではの楽しみ方を勧めた。本作は、座席の動きや匂い、スモークなどを体感できるMX4D上映も行われる。いち早く体験した鈴代は「皆さんも気になっているパンケーキの匂い、ぜひ嗅いでいただきたいです」と願った。

最後は、本作に懸ける思いを改めてキャスト陣が語っていく。山村は「こんな長い間ザラを演じられて、コトブキ飛行隊のみんなと空を飛び続けられることを本当にうれしく思います。みなさんもコトブキ飛行隊の一員となって楽しんでいただければ」と呼びかける。鈴代は「（完全版が）実現したのはファンの皆様のおかげです。細部までスタッフの熱が入った作品です。まずはまっさらな気持ちで、とにかく楽しんでいただければと思います」と熱く語った。

「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」は9月11日に全国公開。