北マケドニアの大自然と共存、養蜂家追うドキュメンタリー「ハニーランド」本編映像

「ハニーランド 永遠の谷」の本編映像がYouTubeで公開された。

サンダンス映画祭のワールドシネマ・ドキュメンタリー部門でグランプリに輝いた本作。北マケドニアの首都スコピエから20kmほど離れた電気も水道もない故郷の谷で、寝たきりの盲目の老母と穏やかに暮らす自然養蜂家ハティツェの姿を追う。

映像は、蜂の巣を訪れたハティツェが、1枚の巣を取り出し、その半分を切って石に蜜を垂らしていく場面でスタート。噴霧器を持ち、フェイスネットを付けているものの、素手で蜂の巣を触る姿が収められた。巣が大きくなっているからといって、すべてを取ることはしないハティツェ。「半分は自分に、半分は蜂に」という信条を持つ彼女の仕事ぶりを観ることができる。

リュボミル・ステファノフ、タマラ・コテフスカが監督を務めた「ハニーランド 永遠の谷」は、6月26日より東京・UPLINK渋谷、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。