MOOSIC LAB 2019で審査員特別賞、観客賞、ベストミュージシャン賞、女優賞の4部門で受賞した本作。眉村は出演・音楽・エグゼクティブプロデューサーを担当しており、
予告編には作詞・作曲・編曲をすべて自ら行う眉村の活動や、
※「眉村ちあきのすべて(仮)」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
眉村ちあき コメント
やったー涙 ありがとうございます! 光栄です。作り始めたその日から、単独公開するのが見えていました! でも想像より早くその日が来ました! 光栄な気持ちを心に刺しつけ、関わってくれた全ての方に感謝します。ラブ!
松浦本 コメント
数多く公開される映画の中で、つくられることが求められていない映画って探せば意外とある気がしてしまいます。その多くはあまりにも企画優先だったり、各方面に気を使った結果熱量が失われたものだったり。ウチらは違うぞ、と言いたいのではなく、この映画はまさに企画の映画になります。
作詞作曲編曲を務め、株式会社社長でもあるアイドル眉村ちあきの企画もの。その曲や歌唱力、パフォーマンス、キャラクターの自由さを評価する人は多い。取っ掛かりが多い彼女が今度は本人主演映画もプロデュースしたという作品です。
ここまでは普通のお話ですが、眉村ちあきという人が面白いのは「あれ出来ないこれ出来ない」を好まず「あれもやろうこれもやろう」な人で、それを実行するために労をいとわないタイプということです。
だから「私のドキュメントを撮ろう、ただしめちゃくちゃなやつを」と言われた時、勝手に脳で翻訳し「さあ私は球を投げた、あなたは思いもよらない方法で打ち返してください」と言われたと解釈しました。映画の内容を語りにくくなるくらいジャンルを詰め込んでみよう、アクションもSFもサスペンスも青春モノも、と低予算なのに強引に詰め込んだこの映画。大作商業映画を重箱のおせち料理に例えるなら、こちらはタッパに詰め込んだお手製幕の内弁当だというくらい。勝算は主演の眉村ちあきが、各ジャンルを取り込んで消化出来るくらいパワフルだからというのみ。
単独公開前でまだ観た人は少ないですが、眉村ちあきを知らなかった人から熱く感想を語られ、あそこのシーン感動しちゃった、と言われることもあり、よくこんなめちゃくちゃな要素を1本につなげられるなと驚きます。これは演出の話ではなく、映画の中心である主演眉村ちあきのことです。
単独公開にあたってMOOSIC LAB 2019で上映されたバージョンより、新たに10分長い75分バージョンで公開されますが、それは角をとって見やすくする作業ではなく、もう少しパワフルにカオスにというものになります。
眉村ちあきという人なら、全然大丈夫いける、と言いそうなので。
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おおとも ひさし @tekuriha
ドキュメントとフィクションを行き来する「眉村ちあきのすべて(仮)」本予告公開 - 映画ナタリー
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