ドキュメンタリー映画「
内戦が続くシリアで、家族や周囲の人々が生きた証を娘・サマのために残そうとカメラを回し続けるワアド・アルカティーブ。街で最後となった病院を運営するハムザの妻でもある彼女が、悪化の一途を辿るシリア情勢を記録していく。共同監督はイギリス人の
街が爆破されるシーンから始まる今回の映像。「子供らしい時間を味わわせたかった」というナレーションとともに、子供たちが焼け焦げて朽ちたバスを色とりどりのペンキで塗っていくさまが収録された。自由と平和への願いを込めて「空」という意味の名を与えられたサマの姿もその中に観ることができる。
「娘は戦場で生まれた」は、2月29日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。第72回カンヌ国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞にあたるゴールデンアイを獲得している。
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子供らしい時間を…シリア内戦を記録した「娘は戦場で生まれた」本編映像公開 https://t.co/I1bJWZAygr