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受け口に悩む発達障害の少年描く「アマノジャク・思春期」全国3都市で公開

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アマノジャク・思春期」が、2月1日より東京・K's cinemaほかで順次公開される。

本作は「下顎前突症(受け口)」に悩みながら、発達障害も抱える小学6年生・光を主人公とした30分の短編作品。受け口を気にし、マスクを付けて学校へ行く光の教室になじめない日常がつづられる。撮影当時小学4年生の山本楽が光を演じた。監督はカナザワ映画祭2017で期待の新人監督のびしろ賞に選ばれた岡倉光輝。映画は第18回TAMA NEW WAVEコンペティション特別賞など、数々の賞に輝いている。現在、予告編がYouTubeで公開中だ。岡倉によるコメントも下記に掲載した。

「アマノジャク・思春期」は連日11時より、1週間限定上映。監督やキャストによる舞台挨拶も予定されている。また4月4日より大阪・シアターセブンで2週間上映後、神奈川・シネマ・ジャック&ベティでも公開。

岡倉光輝 コメント

見た目の悩みの問題を扱う渋谷の「無自覚なボクが、いま言いたいこと。」展へと先日行って参りました。私自身、小さい頃から自分の受け口という特徴を気にし、顔を隠そうとした経験があり、19歳で手術を受けるまで外見に悩まされて来ました。昨年2019年11月の表参道駅夫婦展が示していた、見た目の悩みをはっきり出す、そうして自然に受け入れられていく過程・試みも必要と考えていますが、渋谷にあるギャラリーの1月展示では見た目の症状が人目に触れることのデリケートさをも、症状を隠すことで表現した展示が多くあり、思春期に見た目の特徴に苛まれて、それを隠したかった身として日常的な実感を非常に覚えました。受け口に悩んだ私の体験を描いた映画上映が、このような「見た目の悩み」にまつわる両義性(隠す・隠さないについて)のことを少しでも議論するきっかけになればと考えております。

(c)「アマノジャク・思春期」製作委員会

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