いじめと発達障害を描く「アマノジャク・思春期」、入江悠や押切蓮介が応援コメント

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いじめと発達障害をテーマとした「アマノジャク・思春期」が、7月27日に公開される。

「アマノジャク・思春期」

「アマノジャク・思春期」

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「アマノジャク・思春期」ビジュアル

「アマノジャク・思春期」ビジュアル

岡倉光輝が監督した本作は、「下顎前突症(受け口)」という容姿のコンプレックスを持ち、教室になじめずにいる発達障害の小学6年生・光の日常を描くもの。撮影当時小学4年生の山本楽が光を演じ、千野羽舞古山憲太郎河野知美らがキャストに名を連ねた。カナザワ映画祭2017で期待の新人監督のびしろ賞、福井駅前短編映画祭2018でグランプリ、第18回TAMA NEW WAVEコンペティションで特別賞に輝いている。

「アマノジャク・思春期」

「アマノジャク・思春期」

以下には、入江悠押切蓮介平山夢明津田寛治らの応援コメントも掲載中。なお本作の上映期間中、劇場では押切が描いた本作のイラストポストカードが配布される。

「アマノジャク・思春期」は東京・下北沢トリウッドにて2週間限定上映。YouTubeでは予告編も公開中だ。

入江悠(映画監督)コメント

得体の知れない苛立ち、世界に対する不安、よくわからないけどしてしまう変な行動……あぁ、自分もそうだったなぁと思わせてくれる。なによりも主人公の男の子が素晴らしい。ふらふらとした身体性、歩き方、目つき。

押切蓮介(マンガ家)コメント

監督の苦悩が活かされた作品と見ました。鬼気迫るものを感じました。

野中章弘(ジャーナリスト)コメント

鮮烈な印象です。原石が徐々に磨かれ、キラキラした宝石のような作品となりましたね。壊れやすく、傷つきやすい人間の心を正面から見据え、映像に昇華させる並々ならぬ力を備えた新しい表現者の登場ですね。

姫野桂(「発達障害グレーゾーン」著者)コメント

純粋無垢な子どもにとって「人と違うこと」は最大のコンプレックスとなる。また、成長段階では自分の思いを言語化することも、かなりのエネルギーを要するため、その苦しみが問題行動を引き起こし、さらに傷口が広がってしまう。

平山夢明(作家)コメント

子供の頃、誰しも一度は「世界なんか壊れてしまえ」と思ったことがあったろう。本作は、ある事情からそのような境遇に陥った少年の姿を描いている。監督はまるで少年になりきったかのようにリアルにその心情に寄り添い、安っぽいドラマに見る同情や教条主義を徹底的に拒絶した。故に小さな躯に押し込められた獰猛な精神が私を感動させる。徹頭徹尾、彼は正しい。世界を破壊する権利が彼にはある。

安田菜津紀(フォトジャーナリスト)コメント

彼らは出ていったのだろうか、それとも戻りくるしかなかっただろうか。差別や抑圧、無知と偏見、そして装った無関心、あらゆる息苦しさが渦巻く"日常"へ。

津田寛治(俳優 / 福井駅前短編映画祭審査委員長)コメント

色んなことに生きづらさを感じて、辛い思いをしてる子たちもたくさん居ると思うんですが、そういう子たちを描く上で、上手く行ってる作品ってなかなか無い、と思ってまして。っていうのは、やっぱり弱者と強者がいたりとか、悪い奴、良い奴って、どうしても分けないことには人の心に届かないと思って作られてる作品も多いんですが、「アマノジャク・思春期」に出てくる子たちは、みんな、それぞれの正義を持って、いじめる側もいじめられる側も、みんな正義があり、で、みんな、どこか欠点があって、その欠点と自分自身が戦いながら生きてるというところが、こんなにうまく描かれてる作品は、ほんとに初めて観ました。あと、芝居が、素晴らしかったです。もう僕の中では、非の打ち所のない作品だと思う。

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