いきものがかり「YELL」から着想得た映画公開、鈴木京香が伝説の音楽教師役

いきものがかりの楽曲「YELL」から着想を得た映画「キリコのタクト～YELL～」が、2026年に全国で公開。鈴木京香が主演を務める。

本作は音楽教師・原田貴理子と悩める若者たちの絆と愛の物語。全国合唱コンクールで数々の賞を獲得してきた伝説の音楽教師・貴理子のタクトには、生徒を輝かせる魔法が宿ると言われている。そんな彼女が突然退任し、失踪。教え子で音楽雑誌記者の北村翔は、当時の合唱仲間と恩師の記憶をたどり、取材を通して彼女の謎に迫っていく。

鈴木が貴理子を演じ、厚木学園の校長・高木ひとみ役に榊原郁恵、厚木相模高校の校長・皆川逸郎役に小西博之、自転車店を営む昭和気質の北村恭治役に宅麻伸、貴理子の大学時代の先輩・美国亜希子役に名取裕子が選ばれた。本作で指揮に初挑戦する鈴木はクランクイン前、ピアノと指揮のレッスンを幾度も重ねた。鈴木は「生徒役の皆さんと一丸となって、合唱コンクールの舞台を心から楽しみたいと思っています」とコメントした。

監督・脚本・企画を担当するのは、映画「カノン」や「レディ加賀」で知られ、2011年に被災地の中学生たちが歌声で希望をつなぐ復興支援番組「YELL～こころからこころへ声を繋ぐ～」を手がけた雑賀俊朗。ロケ地は「YELL」ミュージックビデオの撮影地でもある神奈川・厚木市で、本作は市制70周年を迎えることを記念した企画の1つとして制作される。

「キリコのタクト～YELL～」の配給はKeyHolder Picturesが担う。

※榊原郁恵の榊は木へんに神が正式表記

鈴木京香 コメント

原田貴理子という教師像に惹かれて、この役をやらせていただく決意をしました。
今はピアノやコーラスの稽古に励む熱い夏を過ごしています。
生徒役の皆さんと一丸となって、合唱コンクールの舞台を心から楽しみたいと思っています。