米津玄師の「Lemon」のミュージックビデオを手がけ、「新聞記者」などの撮影監督を担当した
離ればなれになった家族が、苦しく切ない感情を抱きながらも成長するさまを描く本作。兄だけを連れていなくなってしまった台湾出身の母に複雑な思いを抱えながら生きてきた燕は、ある日父親から台湾の高雄に住む燕の兄・龍心に手紙を届けてほしいと頼まれる。
中国の大連出身で「きみの鳥はうたえる」「パラレルワールド・ラブストーリー」などで知られる
水間は「燕という鳥は夏に日本に来て、冬に暖かい地方に飛んでいきます。この映画では台湾の高雄として描いています。僕自身も日本と中国、2つの家があり、そこに壁も境界線もありません。そういった思いでこの映画を見て頂けると幸いです」と述べ、今村は「撮影現場で台湾と日本の両キャストスタッフが言葉も通じない中で一緒になって作品作りをしていく姿にこの映画の一端を見ました。少しでも感じていただけたらいいなと思います」とコメントを寄せている。
なお本作は、台湾で開催された第19回高雄映画祭TRANS-BORDER TAIWAN部門に正式出品された。
水間ロン コメント
「白鳥はかなしからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ」これは元々セリフとしてあった若山牧水の歌です。純粋なものほど何にも染まれず孤独で、主人公燕もずっと漂っています。誰しもがそんな燕に共感できると思います。
燕という鳥は夏に日本に来て、冬に暖かい地方に飛んでいきます。この映画では台湾の高雄として描いています。僕自身も日本と中国、2つの家があり、そこに壁も境界線もありません。そういった思いでこの映画を見て頂けると幸いです。
山中崇 コメント
翼が折れてしまった男
翼を休めている男
翼を探している男
いつの頃からか上手く飛ぶことを忘れてしまった、そんな男たちの物語。
想いは海をこえて。
今村圭佑 コメント
今回初監督をやらせていただきました。
たくさんの作品を撮影監督として撮らせてもらってきましたが、このような形で映画づくりができるとは思いもよりませんでした。
この映画は大半を台湾の高雄というところで撮りました。
撮影現場で台湾と日本の両キャストスタッフが言葉も通じない中で一緒になって作品作りをしていく姿にこの映画の一端を見ました。少しでも感じていただけたらいいなと思います。
宜しくお願いします。
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【燕Yan】明日15日、広島初日です!1週目(15-21日)は15:10開演。
米津玄師「Lemon」のMV手がけた今村圭佑の長編監督デビュー作「燕 Yan」公開(コメントあり) https://t.co/yNXGPLAynY