特撮映画「大群獣ネズラ」の舞台裏描く「ネズラ1964」製作決定、クラファンも実施

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幻の特撮怪獣映画「大群獣ネズラ」の舞台裏をモチーフにした「ネズラ1964」が製作されることがわかった。

「ネズラ1964」ビジュアルイメージ

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「大群獣ネズラ」スチル写真 (c)KADOKAWA

「大群獣ネズラ」スチル写真 (c)KADOKAWA[拡大]

1964年に公開される予定だった「大群獣ネズラ」は、「ガメラ」シリーズや「大魔神」以前に大映による特撮怪獣映画の第1弾として企画された作品。1963年秋に撮影が始まるも、生きたネズミをミニチュアの中に置いて巨大な怪獣に見せかけるという方法を取ったためノミやダニが大量発生した。近隣住民のクレームによって保健所から撮影禁止勧告を出され、宣伝用のスチル写真と小規模のフィルムをいくつか残して映画は製作中止に終わっている。しかし大映はこの失敗にめげず「大怪獣ガメラ」を企画し、1965年に公開を果たした。

「ネズラ1964」のコンセプトアート。

「ネズラ1964」のコンセプトアート。[拡大]

「ネズラ1964」ではスタッフの苦悩や挫折、そして「大怪獣ガメラ」製作へとつながる物語をフィクションを交えながら描く。KADOKAWAの企画協力のもと、1963年から1964年当時の背景をリサーチ。管理を徹底したうえで本物のネズミを使用して撮影し、ミニチュアやネズラの着ぐるみなども作成する。

「ネズラ1964」のコンセプトアート。

「ネズラ1964」のコンセプトアート。[拡大]

企画・脚本・監督を「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」の横川寛人が担当し、共同でシナリオを手がける酒井健作がブレーンとして参加。また「ガメラ 大怪獣空中決戦」の螢雪次朗、「小さき勇者たち GAMERA」の小野ひまわり、「大怪獣ガメラ」の内田喜郎など「ガメラ」にゆかりのあるキャストが出演するほか、「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」の菊沢将憲米山冬馬大迫一平も共演する。

マンモスネズラのコンセプトアート。

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本作ではMakuakeにてクラウドファンディングを実施し、リターンとして映画への出演権や劇中に登場するマンモスネズラのフィギュア、コンセプトアートなどを用意。なお映画の完成は2020年12月を予定している。

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読者の反応

岡部淳也 @JunyaOkabe

僕の嫌いなパラレルワールド展開も【 大群獣ネズラが完成公開されている世界】とか有れば世界線を超えてみたいですね。RT @tsubasa_enfance:
特撮映画「大群獣ネズラ」の舞台裏描く「ネズラ1964」製作決定(写真15枚) https://t.co/edPK7Xfzor

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