劇場版「エウレカセブン」完結編のティザー映像解禁、正式タイトルは「EUREKA」

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「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション3」の正式タイトルが「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」に決定。あわせてティザー映像がYouTubeで解禁された。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。

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「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」上映イベントの様子。左からプロデューサーを務める南雅彦、京田知己、名塚佳織。

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」上映イベントの様子。左からプロデューサーを務める南雅彦、京田知己、名塚佳織。[拡大]

これは本日12月23日に東京・新宿バルト9で行われた「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の上映イベントで明らかになったもの。「EUREKA」はアネモネにスポットを当てた「ANEMONE」に続き、劇場版シリーズの完結編として2021年に公開される。「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」はテレビシリーズの映像が中心になっており、「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」はテレビシリーズの映像も使用した新たな物語として構築されたが、「EUREKA」は完全新作の手描きアニメーションとなる。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。[拡大]

名塚佳織

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イベントに登壇した監督の京田知己は「エウレカの話をやりたくてこの劇場版シリーズを作り始めたので。自分としては3作目でエウレカを描くのが必然。“セブン”が取れたのが感慨深い」とコメント。エウレカ役の名塚佳織は、ティザー映像に大きく映される「完結」のワードに注目し、「最初から3部作だったのでわかっていたんですけど、ついに完結するんですね」としみじみ述べる。京田からは「次はエウレカがとても好きになってもらえる作品」と言われたという。

京田知己

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「エウレカを描かないことにはこのシリーズは終わらない。できるだけ彼女に寄り添う形のドラマを3本目ではやりたい」と意気込みを見せる京田。エウレカを中心に据えた思いを「エウレカという女の子の人生の落としどころをちゃんと描きたかった。毎回、やりきれてるようでやりきれていない。最初のテレビシリーズから14年経っていて、観てるお客さんも人生を積み重ねている方がほとんど。またそういった歴史を踏まえたうえで観てくれる若い方もいらっしゃる。大人になるという時間の蓄積。その延長線上で作品を作っていけたらと思っています。最近は意外と少ない、大人も観られる大人の話をしっかりと描けると思う」と語った。

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ビジュアル (c)2018 BONES/Project EUREKA MOVIE

「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ビジュアル (c)2018 BONES/Project EUREKA MOVIE[拡大]

また京田は新作の内容について、「ANEMONE」のラストでエウレカの首輪が取れていることに触れながら「実はすごく大きな意味がある。それがなくなったことで彼女がどうなっていくのかは1つのポイントになっています」と明かし、「大きな力や運命にもっとも振り回されたのがエウレカ。新作は彼女がどうやって自立していくか、夢から覚めたあとにどのような人になっていくかを描く映画かなと思います」と続けた。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。

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「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」ティザー映像より。[拡大]

当初、3作目は2019年公開予定だったため、京田が「オリンピック前にはなんとかしたかった……」と苦労をにじませる場面も。映画にはメカニックをはじめとしたデザイナーも20人ほど参加しており、京田は「近年のアニメでは珍しいくらい多く集まった。面白い世界観をお見せできると思う」と期待をあおる。さらに「ロボットアニメなのに戦闘シーンが少ないのはちょっと違う。アクションやその爽快感、アクションエンタテインメントをきっちりとやりたい。そこを少しでも皆さんにも感じ取ってもらいたい」とコメントした。

最後に名塚は「たぶん収録までは半年ちょっと。それまでに私も新作のエウレカに向き合えるように、気持ちも技術も高めて成長していきたい」と意気込み、京田も「14年続いているシリーズのキャラクターの着地を描くのは、こんなに大変なことなのか、今、オリジナルのロボットアニメを作るのがこんなに大変なのかと実感しています。1年お待たせして大変申し訳ないんですが、皆さんのご期待にお応えできるような映像とドラマを作っていきたい」と語り、イベントを締めくくった。

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(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE

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