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京田が監督、ボンズが制作を担当する本作は「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズの最終作。「EUREKA」では前作「ANEMONE」後の世界を舞台に、新たな物語が全編新作カットで紡がれる。
公開まで1カ月を切った今の心境を問われた京田は「リアルな話、ここに来てる場合かっていう感じなんですけど(笑)。でも長いことやってた作品が終わっていくことに携われたっていうのはありがたい」と明かす。「公開前は緊張しますか」とMCから聞かれ、「それよりも完成するのか?っていう……」と正直に答えたことで、名塚から「ちょっと! あと1カ月ですよ!」と叱られ、「する、する、大丈夫(笑)」と笑った。
名塚は16年以上演じていたエウレカというキャラについての思いを聞かれると、「収録のときはこれが最後というより、新たなエウレカを演じる感じだったんですけど、ようやく最近、最後の旅だという実感が出てきた」とコメント。さらに「作品って皆さんに観ていただいてそこで完成だと思うので、皆さんに届いたとき、感想を聞けたときに初めて実感するのかなという気がしてます」とも付け加えていた。
ここで今作ではエウレカの姿が大きく変わったことが話題に。これには京田が「こういう絵を作りたいっていうのが最初にあるんじゃなくて、あのエウレカがこういう状況だったら、こう成長するだろうなって形でデザインした」とその意図を明かす。これを聞いた名塚は「アネモネ役の小清水亜美ちゃんとも話してるんですけど、人って育つ環境が違ったり、関わる人が違うと変わっていくんだなって。『エウレカ』ではそこがシリーズを通して強く描かれてる。環境が違うと、エウレカは、アネモネはこうなっていくんだなっていうのが見れるのも楽しみの1つにしてもらえたら」と映画の見方を提案した。
ここで主題歌「Eureka(feat. kojikoji)」を担当する
主題歌について、変態紳士クラブに対しどんな指示をしたのか問われた京田は、「一番お願いしたのは『すべてが終わったあとに聴く曲』ということ。映画が終わったあとにこういう曲を聞くと、悲しいかもしれないけど次の世界に旅立てるような曲。劇場のドアを開けて気持ちよく街を歩いていけるような、そういう気分にしてほしい、そんなニュアンスでお願いした」と明かした。
主題歌の感想を問われた名塚は、「『離さないで』『握りしめて』っていうのはエウレカにとっては大切なことで。それを彼女は求めていたんだろうなあっていうのがあったから、そこが歌詞に入ってるのはすごくうれしかったですし、聴いてるだけで熱くなる曲」とコメント。さらに遠藤が「主題歌をすごく聴いてます。お母さんも好きで聴いてるし、家で歌ってます」と述べると、WILYWNKAが「(変態紳士クラブは)卑猥な名前なので、『お母さんが』って言われると……すいません(笑)」と恐縮した。
イベントの最後にはそれぞれが挨拶。WILYWNKAが「こんなに素晴らしい映画の最後に付き添いをさせてもらってありがたい。これで僕らのことを初めて知った人はいろんな曲を聴いてほしいし、僕らのことを好きな人はもっと『エウレカ』のことを好きになってほしい。僕も劇場に行きます」、遠藤は「みんな苦しみながら成長している、本当に素敵な作品になってるのでお楽しみに」とコメント。名塚は「(3部作の)『ハイエボリューション』が始まり、レントンの話があり、アネモネの話があり、ついに1カ月後には私の番が来るんだなと。今は『監督がんばってください』って笑いながら応援してますけど、1カ月後には私もド緊張して舞台挨拶に立つんだろうなって。でも皆様の期待に応えうる作品になってると思います。期待して待っていてください」と期待を煽る。最後は京田が「今は制作が本当にクライマックスで、スタッフ総出でがんばってます。1カ月後にまた皆さんと会うのを楽しみにしてます」と締めくくった。
「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」は11月26日より全国ロードショー。
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