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「家族を想うとき」脚本家が盟友ケン・ローチの素顔語る「本当にチャーミング」

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左からキャストのデビー・ハニーウッド、監督のケン・ローチ、プロデューサーのレベッカ・オブライエン、キャストのクリス・ヒッチェン、脚本家のポール・ラヴァティ。

左からキャストのデビー・ハニーウッド、監督のケン・ローチ、プロデューサーのレベッカ・オブライエン、キャストのクリス・ヒッチェン、脚本家のポール・ラヴァティ。

全国で公開中の「家族を想うとき」より、脚本を手がけたポール・ラヴァティのインタビューが到着した。

ケン・ローチが監督を務めた本作は、フランチャイズの宅配ドライバーとして働き出す父とその家族を描く作品。前作「わたしは、ダニエル・ブレイク」で一度は引退を宣言していたローチについて、ラヴァティは「お互いに友人の間柄だから、もし彼が引退してもっと家族と時間を過ごしたいということであれば、その意思を尊重するよ。83歳の彼にとって、映画制作は肉体的にも精神的にも荷が重いことだしね」とその胸中を推し量る。「監督は、仕事を自分で背負ってしまうんだ。ロケーションでも、キャスティングでも、かなり深く関わっていて、例えるとサッカー選手のような体力を必要とするくらい」と映画作りへの姿勢を明かした。

ローチとは「カルラの歌」以降、長きにわたってタッグを組み、25年来の友人でもあるラヴァティ。「彼は本当にチャーミングで、子供心を持っていて、好奇心にあふれている。いつもいろんなことに疑問を持って質問をする。それが、若々しくいられる秘訣だと思う。作品から、彼は真面目な人に思われがちだけど、とてもユーモアにあふれて面白い人だよ。政治や、サッカーに限らずいろんなスポーツに関心がある人なので、一緒にいてとても楽しいし、友情を大切にしてくれる」と人柄を語る。

また「『万引き家族』は観たよ。とても美しく繊細な作品で、オリジナリティに富んでいると思う」「国や文化によってアプローチが独自であり、そうした作品がたくさんあるということだと思うんだ」とコメント。日本の観客に向けては「私たちはイギリスで起きていることを真摯に描いているので、それが他の国でも共鳴するならとてもうれしい。イギリスにいる、何百万という中の1つの家族とともに過ごす時間や、親密感を真摯に皆さんに届けたい。企業がどのように人々の生活をコントロールしているのかを描いた、複雑な状況だけど、この家族に触れることを楽しんでいただきたい」とメッセージを送った。

「家族を想うとき」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

(c)Sixteen SWMY Limited, Why Not Productions, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and The British Film Institute 2019

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