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「シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」「舞妓はレディ」など、日本文化や社会問題を独自の視点から表現してきた周防。「カツベン!」ではサイレント映画が主流だった大正時代を舞台に、活動弁士を目指す青年・俊太郎の奮闘をコミカルに描き出す。
本作では「それでもボクはやってない」以降、助監督として周防組を支えてきた片島章三が構想に10年以上かけて脚本を書き上げた。周防は「活動写真についての話を、まるで活動写真のように撮ってくださいと言っているような脚本だった。活動弁士という存在の特異性や楽しさ、徐々に衰退へと向かうはかなさが面白い」と絶賛。「フィルムで撮って、フィルムで上映して、不特定多数の人がスクリーンで観る。映画の定義がデジタル化によって変わらざるを得なくなっている今だからこそ、日本映画の原点を描いたこの映画を撮る意味がある」と語る。
周防はチャールズ・チャップリンやバスター・キートンといった俳優の“動き”の面白さにも注目。コミカルで大げさな動きを本作でも取り入れ、活動写真が持っていた楽しさを表現している。また劇中に登場する無声映画は、本作のために新撮されたもの。可能な限り35mmのモノクロフィルムで撮影された劇中映画には、周防の無声映画に対するリスペクトが込められた。
主人公の俊太郎役は、100人を超えたオーディション参加者の中から
「カツベン!」は12月13日より全国ロードショー。
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- 「カツベン!」予告編第2弾
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