周防正行が「カツベン!」に込めた思い語る、成田凌と黒島結菜の魅力も

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カツベン!」のメガホンを取った周防正行が本作の魅力を語るインタビューコメントが到着した。

「カツベン!」

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「シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」「舞妓はレディ」など、日本文化や社会問題を独自の視点から表現してきた周防。「カツベン!」ではサイレント映画が主流だった大正時代を舞台に、活動弁士を目指す青年・俊太郎の奮闘をコミカルに描き出す。

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本作では「それでもボクはやってない」以降、助監督として周防組を支えてきた片島章三が構想に10年以上かけて脚本を書き上げた。周防は「活動写真についての話を、まるで活動写真のように撮ってくださいと言っているような脚本だった。活動弁士という存在の特異性や楽しさ、徐々に衰退へと向かうはかなさが面白い」と絶賛。「フィルムで撮って、フィルムで上映して、不特定多数の人がスクリーンで観る。映画の定義がデジタル化によって変わらざるを得なくなっている今だからこそ、日本映画の原点を描いたこの映画を撮る意味がある」と語る。

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周防はチャールズ・チャップリンやバスター・キートンといった俳優の“動き”の面白さにも注目。コミカルで大げさな動きを本作でも取り入れ、活動写真が持っていた楽しさを表現している。また劇中に登場する無声映画は、本作のために新撮されたもの。可能な限り35mmのモノクロフィルムで撮影された劇中映画には、周防の無声映画に対するリスペクトが込められた。

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主人公の俊太郎役は、100人を超えたオーディション参加者の中から成田凌が射止めた。映画初主演となる成田への印象を、周防は「オーディションのときの初々しさが俊太郎らしくてよかった」と振り返り、「撮影が始まってみると最初は二枚目かと思っていたけれど、意外と三枚目でお茶目で、そこも俊太郎にピッタリだった」と手応えを感じた様子。ヒロイン・梅子役の黒島結菜についても「どこかちょっと陰のある感じ、自分が今女優としてここにいていいのか……と、なんとなく居心地が悪いような、そんな感じが梅子にピッタリだった」とたたえた。なお成田は「この仕事をしていて映画初主演が周防組というのは誇りにしていい思う反面、責任感もあった。でもやはりオーディションに受かったときは単純にうれしく思いました」と明かしている。

「カツベン!」は12月13日より全国ロードショー。

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(c)「2019 カツベン!」製作委員会

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